妖狐の焔

□26、入れ違い
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ーBARー


レイス「ち……、」


フィレス「……」



険悪な雰囲気を漂せている2人。
3日前にロールを能力で飛ばしてしまったと告げられ、未だにこのような雰囲気に。

あの時、麦わら一味を助ける為にやった事とレイリーに説明され、何とかくまにぶつける想いは取り留めた



3日が経った今、ロールは飛ばされた所に着いた頃であろう…。




レイリー「君たちは、これからどうするんだ?」


フィレス「…出来るなら、副船長を探したい‥です」



シャッキー「でも、行く手段はないわよ? 場所が分かっていたとしても永久指針かビブルカードがなきゃ」


レイス「フィレスはねェのか?」


フィレス「ええ‥。多分遭難した時に海に流されたかと……」


レイス「………」


シャッキー「次の行動が決まるまで、ここに居たら? 私は構わないわよ」


フィレス「すいません…」


レイス「……」


レイリー「ーーその必要はないと思うぞ、」


『?』


レイリー「迎えが来たみたいだ」


レイス「は?」


フィレス「迎え?」









ここはシャボンディ諸島の裏地。
隠れGRである。

ここは海軍の死角のような場所で、ここを知っている者はそうそういない



そこに、大きな母体で白鯨を船首とした船が泊まっていた。


それが、モビー・ディック号を船とした、白ひげ海賊団であった。




マルコ「おい、急いで職人呼んで来いよい!」


サッチ「正体バレんじゃねェぞ!」



ガヤガヤ‥、



甲板、船内はとても慌ただしかった。

自分達の仲間であり家族でもあるエースの、公開処刑が発表されたからだ


処刑まで1週間後。
それまで、武器の準備やコーティングの準備やらで大忙しである。



サッチ「ハァ……。何でこんな事になっちまったんだよ‥」


イゾウ「んなの海軍にでも聞いたらどうだ?」


サッチ「おい;」


ラクヨウ「つーか、何で未だにロール達の連絡ねェんだよ?」


サッチ「俺が聞きてェよ、」


ラクヨウ「ったく…何かロールなら海軍に乗り込んでそうだな」


イゾウ「笑えない状態だなそれ。 マジ話だったらどうすんだよ?」


サッチ「……フィレスが止めている事を願おう、うん」


ラクヨウ「だといいけどよ、」


マルコ「喋ってねェでとっとと仕事しろよい」


『へーい』




3人は担当の場に行って船員たちの指示を出していた。
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