妖狐の焔

□22、愛しい弟
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あれから何日が経過しただろうか‥。

ティーチの情報を探している俺たちだが、一向にコレと云ったモノがない

傘下の海賊たちにも会おうと思っているが、中々見つからないもんだな。
まぁ“偉大なる航路”じゃなくて、あいつら新世界にいる奴らばっかだしな……。


誰か一団くらい見つかるかと思ったが、甘かったな……。




ロール「Zzz……、」


レイス「赤い土の大陸(レッドライン)に着いたって事ァ、ちっとヤバいな‥」


フィレス「本部が近いですからね‥」




3人が居るのは赤い土の大陸の真ん前。

記録指針を辿っている間に来てしまったようだ。



レイス「次ってどこだっけか?」


フィレス「確か、この先にシャボンディ諸島があったと思うんですが…」


レイス「弱ったな‥、」


フィレス「そうですね‥」


ロール「ぐーZzz…」




ゆらゆら海を漂いながら考え中の2人



そのずっと先の方向に‥ある一つの船があった。








赤い土の大陸の前で、立ち止まっている1隻の船

可愛らしいライオンが船首で麦わらを被ったドクロのマーク……海賊、麦わらの一味だ。


エースと別れてから、色々な旅をして、仲間も増えた麦わらの一味。

そして今、赤い土の大陸までたどり着いたのだ。


ザバァッ!!


ルフィ「ぶはーーっ!!
出たぞ〜!! あー、面白かったーー!!」



と、海から1隻のサメ型の潜水艇が出てきた。


どうやら深海に潜っていたようだ。


それを本船からナミが迎える。



ナミ「おかえり、ごくろう様!」


ルフィ「だめだ全然海の底も見えねェや。本当にあんのか?魚人島!!」


ブルック「ヨホホ、潜水艇初めて乗りましたー」


ロビン「もっと下なら着く前に死んじゃうわ」




と、潜水艇から出てきた3人…。
何故能力者だけで行ってたのだろうか‥。



ナミ「記録指針は確かに、この真下を指してるんだけど‥」




ナミは頭を抱えて、考え込んでいた…。

そんな時、上から声が聞こえて来た。




ゾロ『おい、9時の方向に舟が見えてんぞ』


ルフィ「ふね?」



ゾロが拡声器で喋った後、皆は9時の方向を見た



チョッパー「本当だ、」


ウソップ「おいおい、ここは偉大なる航路だぜ?
どんな強者だよ!?」


ナミ「ただ遭難してるだけかもしれないわよ?」


ルフィ「遭難か!そりゃ大変だ!! おーーいっ!!」


ウソップ「いや呼んでどうすんだよ!?」


ルフィ「遭難してたら怪我してるかもしれねぇだろ?」


ウソップ「いやまだ決まった訳じゃ…!!」


チョッパー「そうだな。怪我してたら、おれが治すよ!」


ウソップ「チョッパーまで何言ってんだよぉ;;」


サンジ「美女は乗ってないだろうか〜!」


ブルック「そしたらパンツ見せてもらえないでしょうかねぇ!」


ナミ「止めんか!!」


ルフィ「おーーいっ!!」




ルフィは9時方向に見える舟に向かって、叫んでいた。
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