妖狐の焔

□20、中将
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さてさて俺たちは今、舟で海を漂ってんだが……あ、ちなみに舟はレイスが手配してくれたんだ。
レイス、島では中々の人気者だったなぁ‥。

あぁそんな事より…え?航海術?そりゃフィレスが多少持ってたから心配ねェんだよ。
記録指針も、レイスが持ってたしな!


‥まぁ俺はやる事ねェし何もしなかった訳だ。

でも料理ぐらいは出来るぞ、って言ったら、まだお腹減ってないです&お前は寝てろって言われてよ。

何かちょっと悲しかった。
怪我人だから仕方ねェけどさ、でももう殆ど治ったんだぜ?多少背中が痛むけどさ‥。

この傷ってやっぱサッチのなのかな‥、それならサッチは無事って事なのかな?
サッチに会いてェな‥。ってかみんなに会いたい

みんな元気にしてっかなぁ‥。



ロール「……Zzz‥、」



と思った後、俺は考えるのを止めて眠りにつきました。




レイス「フィレス、次の島までどれくらいか分かるか?」


フィレス「いえ……、でもそう遠くはないかと‥、」


レイス「‥とりあえず傘下の海賊の誰かに会わなきゃな、」


フィレス「色々連絡しないとですね‥、」


ロール「……んん…俺のォ‥Zzz」


レイス「いくつになっても変わらねぇな、」


フィレス「そうなんですか?」


レイス「年が増えて、容姿が多少変わっただけだな‥後はガキのまんま」


ロール「………ん…サッ、チィ……レイスがぁ‥Zzz」


レイス「‥こいつ、本当に寝てんのか?」


フィレス「はは‥っ;;」








一方こちらは白ひげ海賊団の船首。



サッチ「………」



サッチは船首に来て、海や蒼空を眺めていた‥。



サッチ「………」




(白ひげ:傷がねェだと?)

(マルコ:綺麗サッパリなかったから連れて来たんだよい、)

(サッチ:俺は斬られたと思ったんだけどよ。でも背中はなんともねェし‥)

(ラクヨウ:服にも傷や血がついてたんだけどな。ミラクルでも起きたか、)

(サッチ:どんなだよ、)

(白ひげ:っ………、)

(マルコ:親父‥?)

(サッチ:?…、)

(白ひげ:……あ?)

(ラクヨウ:何か考え事か?)

(白ひげ:‥何でもねェよ)

(サッチ:………、)





‥あの時の親父は、何か知ってそうな雰囲気だった……。
でも問い詰めても教えてくれそうにないな、ありゃ


ハァ…あいつら今頃どうしてっかな‥。
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