妖狐の焔

□15、目覚めた
1ページ/2ページ


ー医務室ー


エースの部屋を出てから俺は医務室にまた戻って来た。

俺は部屋にいた船員と変わり、サッチの看病を。
つってもコイツはただ寝てるだけだから、特にやる事はないんだけどねい


船員は部屋を出て、サッチと2人になった。


すると‥、



サッチ「……ん‥、」


マルコ「!」


サッチ「んん‥っ、ふぁ〜あ」




こいつは‥、
のん気にあくびしやがって……。



サッチ「ん‥あれ?
何でマルコが俺の部屋に居んだ?」


マルコ「……おめぇの部屋じゃねェよい」


サッチ「あ?」




サッチは辺りを見た。
あ、本当だ。と言って、ここが医務室だと分かったらしい。



サッチ「ーー!!」


マルコ「………」



何かを思い出したのだろう。
サッチの顔が一気に変わった。



サッチ「……おれっ、確か‥ティーチに……!!」


マルコ「ああ‥」


サッチ「!、知ってるのか‥?」


マルコ「‥大体はねい。
……一体、何があった?」



サッチは間を開けて、ゆっくりと俺に話してくれた。

話しの内容は悪魔の実。
それを奪う為にサッチに手をかけたらしい‥。


だがあの場に悪魔の実なんて見当たらなかった。
……多分ティーチに持っていかれたか、或いは‥。



サッチ「‥そうか。ロールが、助けてくれたのか」


マルコ「………」




サッチが意識を失った後の事をついでに話した。

だが、やはり今話すべきじゃなかったな‥。




サッチ「で、ロールはやっぱまだ寝てんのか?」


マルコ「………」



サッチを助けたのはロール。
だがそれ以上の事はまだ話していない。




サッチ「?……マルコ?」


マルコ「……ロールは居ねぇよい」


サッチ「‥え?」




俺はロールとフィレスの事を、サッチに話した。




……なぁ、お前ら。
無事に帰って来てくれるのかよい‥?



帰って来なかったら、承知しねェからねい‥。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ