妖狐の焔
□5、兄弟
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ロール「本っっっ当に、スイマセンでした!!」
?「………、」
サッチ「‥は?」
(((え、何‥この状況)))
ただ今甲板では目を疑うような事が起きていた。
あの天然バカで自己中な副船長が、何と最近船に来た新入りに土下座をして謝っていた。
その光景を何度も目を擦る船員が数名いました。
?「…………、」
スタスタ‥、
ーーバタン
新入り君はびしょびしょのまま立ち上がり、船内へと入って行ってしまった‥。
ロール「…………………………………死のう、」
『ぶーーーッ!!!?』
まさかの発言により、みんな驚きの嵐であった。
「ちょっちょーッ!?副船長ォオオ!!?」
「いやいや!!早まらないで下さいよ!!?」
「って!?海に飛び込もうとしないで下さいよォオオ!!」
ロール「離せ〜!!エースに嫌われるぐらいなら死んだ方がマシだァア!!」
マルコ「?……おいロール、」
ロール「ズビ…んだよ?」
涙と鼻水を出しながら海に飛び込もうとするロール(ただ今船員10人がかりで止めている)にマルコは制止を掛けた。
マルコ「お前、エースの事知ってんのかよい?」
ロール「う?あぁ‥弟だけど、」
それが何だ?とロールは続けて言った所‥、
『…はッ!!?』
白ひげ「ほぅ‥、」
ロール「つー事で皆にはせっかく会ったけどサヨウナラ」
サッチ「いやいや!止めんかいッ!!!」
その後、ロールの自殺行為を止められたのは約、1時間後であった。