妖狐の焔

□36、ありがと
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サッチ「ロール、肩貸すぜ、」



サッチがロールに触れようとした、その時‥





スーッ、



!!!?


サッチ「え……?!」




サッチがロールの肩を触ろうとした時…、何とサッチの手は……すり抜けてしまった。

何がなんだか分からず、皆はパニクっていた…。




サッチ「…んだ、よ……おい、ロール…っ!!」


ロール「………」



フラ‥ッ、



『!!!』




ロールは無言で、フラリとしたと思ったら地に膝をついた…。




サッチ「おいロール!!どういう事だよっ!!?」


ハルタ「何で…!? 何で透けてるの…ロール‥!!」


イゾウ「一体どうなってやがんだよ!?」


マルコ「(っ、やっぱりさっきのは…!!)ロールお前!!
炎使っただろいっ!!?」


『!!!!』




炎…。
ロールの炎は特殊で、使い過ぎればそれは……身を滅ぼしてしまうモノ…。



ガープ「炎…、じゃと…っ!!?」


白ひげ「てめェ…っ!!!
それァ禁止した筈だぞ!!」


ロール「……や…じ…親、父…、」



ロールは四つん這いで手当たり次第に白ひげのもとに行った…。



白ひげ「っ……!! ロール!しっかりしやがれっ!!」



白ひげはロールに近づいた。



ロール「親父…っ、……ねが…い、」


白ひげ「!」


ロール「生き‥て……っ、親父…、」




キュ…ッ、
ーーボゥ…!!



『!!!!』




ロールが白ひげに触れると、ロールは光に‥いや、黄色い炎に包まれていた。

そしてそれは白ひげのもとに少しずつ行き、白ひげは黄色の炎包まれていった。



フィレス「あれは‥っ、サッチ隊長の時にも…!!」


イゾウ「え…!?」


白ひげ「(これはまさか…!!)ロールてめェ!どこで覚えた!!?」




白ひげはロールから離れようとするが、それは…もう遅かった。



ガープ「止めんかロール!!それをやっては…!!!」




白ひげのもとに来た黄色の炎は、ロールのもとへと戻って来た‥。
前とは濁ったような色をして‥。

すると…、





ロール「ーー!! かはっ‥!!」


サッチ「おいロールッ!!」



ロールは口から大量の血を吐き、倒れた。

サッチはロールを抱き上げようとするが、ロールは透けていて…抱きしめる事もさえも、出来なかった…。
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