妖狐の焔

□33、闘い
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マルコ「…っ……!!」


サッチ「マルコ!」




空から落ちて来たのはマルコ。

サッチはすぐにマルコの傍に駆け寄った。




サッチ「大丈夫かよ!?」


マルコ「…サッチか‥。
一応大丈夫だよい、」




すると、ラフィットも地上に降りて来た。




バージェス「ウハハ!ラフィットじゃねェか!!」


ラフィット「まだ戦っていたんですか?」


バージェス「なァに、すぐに終わる」


サッチ「っ!!」


ラフィット「早く終わらして、船長の助太刀に行きますよ」


バージェス「ああ! この手で“かまいたち”を、ぶちのめしてェからな!!
とっとと片付けるか!」



ピク‥、



ラフィット「まぁ、船長に任せてしまえば何てこと無いですがね。 行ってももう終わってんじゃないですか?」


バージェス「おいおい、それじゃ屍にしか殴れねェじゃねぇかよ?!」




ラフィットとバージェスが話している時‥、
マルコとサッチが立ち上がった。



ラフィット「おや、まだやるんですか?」


マルコ「誰が止めるなんて言ったよい…?」


サッチ「つーかよ‥、うちの副船長が誰に負けるって?」


バージェス「ああ? 聞いてなかったのか?うちの船長だよ、“かまいたち”は能力使えねェもんな」


ラフィット「ヤミヤミの能力は全ての能力を封じめますからねぇ、能力無しに勝てる訳ありませんよ」


サッチ「覇気使えりゃ、隙見てぶっ飛ばせんだろ」


マルコ「何より、あいつが負ける訳ねェだろい」




マルコとサッチは構え出した。




ラフィット「強気な方々ですね…、」


バージェス「いつまで保つだろうな!」



マルコ「サッチ!」


サッチ「ああ!!」




ボォオオオ!!



マルコは炎を撒き散らした。



バージェス「あぁ熱っ…?」


ラフィット「んな訳ないですよ」



そう、マルコの炎は熱くない‥。

撒き散らした所で何の意味もないかと思いきや……、




ザシュッ!!



バージェス「っ…!!」


ラフィット「なっ!!」



ドガッ!!



ラフィット「っ……!!」




ガッ!!
ドガーン!!



炎で目くらましをし、その間にサッチはバージェスを討ち取る。

ラフィットがそれに気を取られてる間にマルコがラフィットを蹴り飛ばし、バージェス共々、岩に激突させた……。


単純だが、2人の呼吸が合ってからこそのモノである‥。




マルコ「ハァ……、」


サッチ「お疲れ、」


マルコ「ああ、」


サッチ「…他の奴は決着ついたかなぁ‥」


マルコ「さぁねい、」


サッチ「疲れたから、しばらく休むか。 お前視界クラクラしてるみてェだし」


マルコ「……いつから?」


サッチ「お前を見た時。目で相手見てなかったし…ったく、俺に任せて置きゃ良かったんだって!」


マルコ「…お前一人に任せらんねェよい。 つか、意外に鋭かったんだねい」


サッチ「何年お前と付き合ってると思ってんだよ?」


マルコ「…忘れたよい、」




上空・北西方面
勝者:マルコ・サッチ
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