妖狐の焔

□32、決戦
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こちらは北方面。



レイス「何で俺が、でかブツ相手にしなきゃいけねェんだか…」


ウルフ「んん?お前見た事あるぞ?」


レイス「気のせいじゃねェか? 俺はてめェなんか知らん」




ガンッ!!!!



ウルフ「チビのクセにはやるなー」


レイス「ち…、」




レイスはやれる限り、ウルフに攻撃をしたが、ダメージは少ない。

数十分にも及んだが、疲れが出るぐらいだった。


ガシッ‥!!




レイス「!………、」


ウルフ「捕まえつった、」




ウルフはちょこまか動くレイスを捕まえ、握り潰そうとしていた。



レイス「ち…っ、」




手が出せなくなり、いくつかの骨が折れてもおかしくないぐらい握り潰された。

これを抜け出すには…?!







こちらは戻ってフィレスとオーガー。



バタ‥、





不意打ちをされたフィレス‥。











だが、倒れたのはオーガーであった。




オーガー「っ…な……ぜ……」


フィレス「あなたの銃は動きませんよ…。銃口に弾を撃ち込みましたから」


オーガー「!!?」




フィレスは、さっきのは逃げていたのではなく、相手の銃を見計らっていたのだ。

そして、さっきの風の七連舞は囮。


撃ち合ってる間にすでに動かなくしていたのだ。

オーガーが気付かなかったのは、フィレスが速すぎて錯乱されていたから


そして、最後に撃ったのはオーガーではなく、フィレスであった。




フィレス「……」



(イゾウ:武器を使うならば、武器を知れ)

(ロール:何それ?)

(イゾウ:お前は知らなくていいんだよ、)

(ロール:何だよそれー)

(フィレス:‥武器を、知れ……、)

(イゾウ:ま、いずれ分かるさ)

(ロール:ぶーぶー)





フィレス「…今なら、分かる……かな、」




南東方面
勝者:フィレス
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