妖狐の焔
□32、決戦
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こちらは北方面。
レイス「何で俺が、でかブツ相手にしなきゃいけねェんだか…」
ウルフ「んん?お前見た事あるぞ?」
レイス「気のせいじゃねェか? 俺はてめェなんか知らん」
ガンッ!!!!
ウルフ「チビのクセにはやるなー」
レイス「ち…、」
レイスはやれる限り、ウルフに攻撃をしたが、ダメージは少ない。
数十分にも及んだが、疲れが出るぐらいだった。
ガシッ‥!!
レイス「!………、」
ウルフ「捕まえつった、」
ウルフはちょこまか動くレイスを捕まえ、握り潰そうとしていた。
レイス「ち…っ、」
手が出せなくなり、いくつかの骨が折れてもおかしくないぐらい握り潰された。
これを抜け出すには…?!
*
*
こちらは戻ってフィレスとオーガー。
バタ‥、
不意打ちをされたフィレス‥。
だが、倒れたのはオーガーであった。
オーガー「っ…な……ぜ……」
フィレス「あなたの銃は動きませんよ…。銃口に弾を撃ち込みましたから」
オーガー「!!?」
フィレスは、さっきのは逃げていたのではなく、相手の銃を見計らっていたのだ。
そして、さっきの風の七連舞は囮。
撃ち合ってる間にすでに動かなくしていたのだ。
オーガーが気付かなかったのは、フィレスが速すぎて錯乱されていたから
そして、最後に撃ったのはオーガーではなく、フィレスであった。
フィレス「……」
(イゾウ:武器を使うならば、武器を知れ)
(ロール:何それ?)
(イゾウ:お前は知らなくていいんだよ、)
(ロール:何だよそれー)
(フィレス:‥武器を、知れ……、)
(イゾウ:ま、いずれ分かるさ)
(ロール:ぶーぶー)
フィレス「…今なら、分かる……かな、」
南東方面
勝者:フィレス