妖狐の焔

□30、強敵現る
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タッタッタ‥、



ルフィ「っ……!!」


ジンベエ「ルフィ君!早く船に!!」


ルフィ「でもまだロールが!!」


エース「……っ、」


ジンベエ「あの人なら大丈夫じゃ!皆もついておるんじゃから!!」


ルフィ「……ロール‥っ、」



ルフィは船に乗り、エースもその後に続いた。




エース「ロール……!!」




生きて、帰って来てくれよ…………。










「“かまいたち”!!覚悟ォオ!!!」


ロール「!!」




バキュン‥!!



「ぐ……ッ!!」バタ‥


ロール「!、フィレス」


フィレス「大丈夫ですか?!副船長!」




白ひげをずっと見ていたロール。
それは背後の海兵にも気づかない程で、声を上げてくるまで分からなかった………が、フィレスが海兵を倒し危機は免れた




ロール「みんなといたんだな、」


フィレス「副船長が飛ばされた後に‥」


ロール「……そうか、」



ロールはフィレスと話している間も、ずっと遠くを見ていた‥。


遠くにいる、白ひげを‥




フィレス「…副船長、」


ロール「んー…?」


フィレス「……行くんですか?」


ロール「‥俺が首を横に振るとでも?」


フィレス「いいえ。
……でも、親父の事も考え‥」



フィレスが言葉を発している途中、ロールはその後に続く言葉を指で止めた。



ロール「……んなのは俺が一番分かってるつもりだ」


フィレス「………」


ロール「…だからこれは、俺の我が儘だ」


フィレス「……そうですか、」




フィレスは少し悲しそうな笑みをかけた。


‥その後、ロールは白ひげのもとに行ってしまった……。
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