妖狐の焔
□30、強敵現る
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タッタッタ‥、
ルフィ「っ……!!」
ジンベエ「ルフィ君!早く船に!!」
ルフィ「でもまだロールが!!」
エース「……っ、」
ジンベエ「あの人なら大丈夫じゃ!皆もついておるんじゃから!!」
ルフィ「……ロール‥っ、」
ルフィは船に乗り、エースもその後に続いた。
エース「ロール……!!」
生きて、帰って来てくれよ…………。
*
*
「“かまいたち”!!覚悟ォオ!!!」
ロール「!!」
バキュン‥!!
「ぐ……ッ!!」バタ‥
ロール「!、フィレス」
フィレス「大丈夫ですか?!副船長!」
白ひげをずっと見ていたロール。
それは背後の海兵にも気づかない程で、声を上げてくるまで分からなかった………が、フィレスが海兵を倒し危機は免れた
ロール「みんなといたんだな、」
フィレス「副船長が飛ばされた後に‥」
ロール「……そうか、」
ロールはフィレスと話している間も、ずっと遠くを見ていた‥。
遠くにいる、白ひげを‥
フィレス「…副船長、」
ロール「んー…?」
フィレス「……行くんですか?」
ロール「‥俺が首を横に振るとでも?」
フィレス「いいえ。
……でも、親父の事も考え‥」
フィレスが言葉を発している途中、ロールはその後に続く言葉を指で止めた。
ロール「……んなのは俺が一番分かってるつもりだ」
フィレス「………」
ロール「…だからこれは、俺の我が儘だ」
フィレス「……そうですか、」
フィレスは少し悲しそうな笑みをかけた。
‥その後、ロールは白ひげのもとに行ってしまった……。