妖狐の焔

□29、開戦
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サッチ「おいロール!!」


ロール「!!」




誰かに呼び止められたと思い、振り返るとサッチがいた。

俺は目を見開き、その後サッチのもとに走って行った。




ドガッ!!



サッチ「!」


ロール「ーー俺の仲間に触れんな」




サッチのもとに来たロール。だが、それは背後からサッチを狙っていた海兵を倒す為のものでもあった。

再会を喜びあってる暇もなく、2人の周りはロールを倒そうと向かってくる輩達に囲まれた。

2人はそれを倒しながら話しを交わしていた。



サッチ「‥ありがとよ。
ったく、お前来るの遅ェんだよ!」


ロール「これでも急いだ方だぞォ、その所為でもう疲れてる」


サッチ「………だったら、もうエース達と船に乗りゃ「サッチ、」!」


ロール「俺がそう素直に行くとでも思ってんのか?」


サッチ「‥思ってねェから尚更言ってんだよ。
バカちん」


ロール「にししっ!悪ィな、こんな分からず屋で」


サッチ「本っ当に分からず屋の副船長だよお前は!!
…でも行くんだろ?親父のもとに」


ロール「勿論」


サッチ「ロール、」


ロール「ん?」


サッチ「俺は、2人が死ぬ所なんて、見たくねェからな」


ロール「……分かってるよ、」




ゴォオオオ!!!


タッタッタ‥!!



ロールは少量の覇気を出し、海兵を気絶させた。


その後、
再び走り去った……。




サッチ「………」



何で俺は、あのバカを止められねェんだか‥。
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