妖狐の焔

□26、入れ違い
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ダッダッダ‥、



フィレス「こっちであってるんでしょうか?」


レイス「レイリーがそう言ったんだから行くしかねェだろ。何があるか知らねェけどよ」



レイリーにこの場所に行けと言われ、BARを飛び出して数十分。

進めば進む程、人通りが少なくなって、今ではレイスとフィレスの2人だけである。




レイス「………ん?」


フィレス「っと‥、どうしました?」


レイス「あっちから何か聞こえねェか?」


フィレス「……そういえば、」


レイス「行ってみるか、」


フィレス「はい、」




微かだが人の声が聞こえると践んだ2人はそちらに向かってみた。








レイス「…マジかよ、」


フィレス「こんな所に‥、」



2人の先にはモビー・ディック号。

驚きを隠せない様子。



すると、2人に気づいた隊員が隊長を呼び出していた。

しかし、2人は未だマントに覆われている為、敵か味方が分からないようだ。

2人はお構いなしに船へと行った。
まぁ当たり前のように船員たちに止められたが。



レイス「まぁそれにしても……あまり変わった様子ねェな、」


フィレス「変わって欲しかったんですか?」


レイス「いや、」



2人が微笑みながら話していると、複数の隊長らまで来た。



マルコ「何だよいてめェら、」


サッチ「何者だ?お前ら、」


レイス「……俺らは、」




バサ‥ッ、



『!!!!!』


レイス「元2番隊隊長に、」


フィレス「現2番隊所属の者です。マルコ隊長、サッチ隊長」



2人はマントを脱ぎ、所属を名乗っていた。

周りは驚いて声を上げる者が多数である。



マルコ「レイス…!! フィレス…!!!」


サッチ「えっ!?ちょっマジで!!?」


レイス「驚き過ぎだバカ」


サッチ「うるせっ!
‥いやァ、フィレス無事で何よりだぜ」


フィレス「ありがとうございます、」



サッチがフィレスの無事にホッとしていると、マルコはある事に気づいた。



マルコ「……フィレス、ロールはどうした?」


サッチ「!、そう言えば…」


レイス「……」


フィレス「あ…副船長は……、」


レイス「‥ま、続きは親父ん所でだ」


サッチ「あ、ああ‥そうだな」



皆は白ひげのもとへ向かった。
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