妖狐の焔

□24、笑顔
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(お前、料理上手なんだな…)



(なぁ、ロールもおれの船に乗れよ!)



(次は負けねェからな!)



(ッ‥、何で邪魔すんだよロール!!)



(……いいのかよ‥。
俺…ここに来てからずっとあいつを襲ってたのに‥)




(ロール!)にっ




ロール「………」



頭ん中で、ぐるぐるとエースとの思い出が巡っている……。

今すぐにでも会いたい、助けたい、そしてお前をそんな目に遭わせた奴…ティーチを討ちたい。


でも、レイスの言った通り、冷静さを忘れたらいけない。
忘れたら周りが見えなくなっちまう…。


色々‥ぶつけたい想いはあるが、これだけは何があっても変わらない。






エースは、
俺が絶対助ける。



少しだけ‥ほんの少しだけ……待っていてくれ‥エース。




ロール「……、着いたぞ」


『・・・』




シャッキー’S
ぼったくりBAR




唖然とするレイスとフィレス。


それをよそに、ロールはフードを取り、ドアを開けた。




ーーガチャ‥、




シャッキー「‥あら?」


ロール「……ん?」


ルフィ「あ!ロール!!また会えたな!!」


ロール「ルフィ‥」


レイス「あ?またお前らか、」



店に入ると、麦わら一味とケイミーたち、そして店の店主のシャッキーとレイリーがいた。




レイリー「ははっ、今日は来客が凄いな」


レイス「!、まさかあんたまで居るとは‥」


ロール「…知り合いなのか?」


レイス「ああ‥。 何十回と殺し合った仲だったな」



『・・・』



え、何サラッと怖い事言ってんのこの人…状態に陥った瞬間。



レイリー「はっは!昔の事だ」


ウソップ「おっさん何者だよ!?」


ナミ「レイスは白ひげ海賊団の隊長だったのよ!?
そんな人と殺し合いって?!!;;」


レイス「あ?まだ正体言ってなかったのか?」


レイリー「大したもんでもないだろ?」


レイス「よく言うぜ‥。
ロジャー海賊団の副船長さんよ、」



・・・。


ルフィ「え〜〜〜〜〜〜〜!!?
海賊王の船にィ〜〜!!?



しかも副船長ッ!!?



レイリー「ああ、紹介が遅れて済まなかったな」




ロール「………」



皆が色々驚いている中、ロールはイスに座って考え事をしていた。



エースはインペルダウンにいる……。

親父は…


親父なら‥、
どうすんだろ……。




‥1人考えるロール。
考えても、考えても……結論は結局は出ない‥。









俺は、どう動けばいいんだ…………親父‥。
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