妖狐の焔
□23、人魚
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ルフィ「ロールっ、ロール‥っ!!」
ロール「おいおい、泣く事ねェだろー。まぁ兄ちゃんとしては嬉しいけど」
ルフィ「だって!!ロールが死んだかもって‥!!」
・・・死んだ?
誰が?俺が?
ないないない。
俺マルコ並みに不死鳥‥あ、俺鳥じゃねェや。
じゃあ不死狐か。
って思ってる場合でもねェな。
ロール「俺が死ぬ訳ねェだろ〜。泣き虫の弟を置いて、」
ルフィ「泣いてねェよっ!!」
めっちゃ可愛いなと思う自分がいたりする。
ロール「分かった分かった」
ルフィ「っ…、」
ルフィが涙を零しそうだったからそれを指で拭った。
レイス「おい、もういいか?」
ロール「あ、待たせた?」
レイス「随分な。弟との再会はいいが、もうそれ位にしろ」
ロール「ん?何でルフィが弟だって知ってんだ?」
((((さっき自分を兄ちゃんって言ってたじゃん…))))
ロール「?」
レイス「ハァ…、」
*
*
とりあえず落ち着いて、俺たちは自己紹介をし終えた。
ロール「ルフィ達はここで何してたんだ?」
ナミ「あ、そうだった。
あなた達なら知ってるかしら?」
ロール「何を?」
ルフィ「おれたち魚人島に行きてェんだ!」
ナミ「記録指針が真下を指してるんだけど…どう行けばいいのかが分からなくて、」
ロール「へー‥。だってレイス」
レイス「何で俺にふるんだよ?」
ロール「だって俺知らねぇし、」
レイス「まぁそうだろうとは思ったけどよ、」
ロール「なら聞くなよ‥」
レイス「フィレスは知ってっか?」
フィレス「え?あ、行き方ぐらいは‥」
レイス「んじゃ説明しろ」
フィレス「え?;;」
横で補足入れてやっから、と言うレイス。
最初から最後まで話すのが面倒だからってフィレスにふったようだ‥。
フィレスはまず魚人島がどこにあるかを説明した。
ナミ「海底1万メートル‥!?」
サンジ「1万メートルって空島の逆バージョンかよ‥」
フィレス「えっと、次に行き方ですが「すっげェ!!!」」
ルフィ「だろだろ!!」
ロール「船ん中に生け簀か〜! ルフィの船すっげェな〜!!」
フランキー「あうっ!!そりゃ俺様が作った船だからな!!」
ロール「おおっ!!さすがルフィが選んだ船大工だけあるな!!!」
フランキー「おいおい、そんな褒めんじゃねェよ!」
ルフィ「にししっ!面白ェ仲間もいるぜ!!」
ブルック「え?誰の事ですか?!」
ウソップ「おめェだよ!!」
ロール「うおっ!!ガイコツじゃんかー!!」
ルフィ「すっげェだろー!!」
ロール「どうやって動いてんだ!? つかウンコ出んのか!?」
ウソップ「兄弟で同じ事聞くなよっ!?」
ガヤガヤ‥、
フィレス「副船長‥;;」
レイス「ほっとけ、」
ナミ「うちのバカ共もほっといていいですから、続きを‥」
フィレス「あ、はい…」
あの騒ぎ様、やっぱルフィの兄貴だなァと思う船員たちでした。