妖狐の焔
□21、想い
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「ガープ中将!;;」
「すいませんっ、取り逃がしてしまい…!!」
ガープ「あぁ‥。過ぎた事は仕方ないわい」
「探して出して追いかけますか!?」
ガープ「いや、本部へ戻る」
「い、いいんですか!?」
ガープ「文句があるのか?」
「あ、ありませんっ;;」
ガープは船の船内へと入っていった。
スタスタ‥、
ガープ「……」
‥あいつの死亡説を聞いた時、嘘だとは思っておった…。
じゃがわしはどこか‥、嘆いていたのかもしれない……。
それで、居ても立ってもいられないわしは、船を出して色んな島に行き、あいつを探していた。
そして今日……元気な姿を見れた。
そういえば昔、白ひげの所へ行って無理やりあいつを連れ戻す……そう思った時もあった。
だがずっと前に‥チラッとあいつを街で見かけた事があった……。
連れ戻すチャンスだったが……わしは出来なかった。
あいつは、海軍では絶対に見せなかった‥笑顔を絶やさないあの顔を見たら…連れ戻す事を忘れてしまっていた……。
その後も連れ戻す気にはなれず……その結果が死亡説‥。
だがまぁ‥しぶとく生きておったけどな。
何はともあれ‥、
ーー生きてて良かったわい‥。