妖狐の焔

□19、動き出す
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レイス「まぁそれはいいが……親父たちに連絡はいいのか?」


ロール「ん?してねェの?」


フィレス「副船長が起きたらにしようと思ってたんですが‥、」


ロール「ほうほう。
でも残念、連絡は出来ません」


レイス「あ?」


フィレス「何でですか‥?」


ロール「だって連絡先知らねぇもん」



・・・。



しばらく沈黙が起きたのは言うまでもない‥。







一方、こちらは白ひげ海賊団。

白ひげの部屋に白ひげを含めた15人の隊長が集結していた。



サッチ「ーー海軍って本当どっから情報取り寄せてんだ?」


ラクヨウ「不思議だな…。ヘタしたら盗聴されてんぜ、この会話も」


イゾウ「さすがにねェだろ……、」


ハルタ「……」


ラクヨウ「‥で、副船長様からのご連絡は?」


ビスタ「特には無いな‥」


マルコ「どうせあいつの事だ、連絡先が分からねぇとかほざいてんだろうよい」


ラクヨウ「なるほど」


サッチ「でもフィレスも居んだから大丈夫じゃね?」


フォッサ「何にしても、電伝虫を持ち合わせてないだろうな‥、」


サッチ「……だな、」


白ひげ「有るにせよ、あいつはすぐには戻って来ねェよ」


ハルタ「…何で‥?」


白ひげ「あいつの事だ。ティーチのバカとケジメを付けねェ限り帰って来ねェよ」


マルコ「確かにねい‥、」


ハルタ「……」


サッチ「ったく‥、」





んなの別にいいから、とりあえず顔ぐらい見せろよ……バカ弟が。


新聞の記事みてェにマジネタだったら、許さねぇからな‥。








ーーここはとある海賊団の船。
少し名のある海賊団で、乗船者はただ今、6人と2匹。


そこにエースは居た。
何故ならそこは麦わらの一味で、船長ルフィは弟だからだ。



ルフィ「エースの仲間入りに乾杯〜!」


「「乾杯〜!!」」


エース「仲間になった覚えねぇぞルフィ、」



ゴクゴクゴクーー、



ルフィ「乾杯ー!」


「「乾杯〜!!」」


エース「聞いてねぇな‥」


ナミ「気にしないで。あいつらただ乾杯の理由が欲しいだけだから、」



と、新聞を読みながら言うオレンジ色の髪の女、ナミ。この船の航海士だ


そして、さっきっからエースの意見を無視して乾杯をしているのがルフィ、ウソップ、チョッパーだ。



ルフィ「なぁエースゥ、本当に仲間にならねェのか?」


エース「俺は白ひげ海賊団に所属してんだ、」


ルフィ「ちぇー‥。
じゃあロール誘うからいいし、」


エース「……」


ウソップ「…ん?ロール‥?」


チョッパー「?、どうしたんだウソップ?」


ウソップ「どっかで聞いた名なんだよな‥ロールって、」


?「‥そりゃ“かまいたち”の事じゃねェか?」



と、船内から出て来たコックのサンジが言った。



ウソップ「ああ!そうだそうだ!! って!?やべェ奴じゃねェかよ!!?」


ルフィ「“かまいたち”?」


エース「…ロールの異名さ、」


ルフィ「へー、」


サンジ「お前“かまいたち”も知らねぇのかよ、」


ルフィ「“かまいたち”は知らねぇ。でもロールは知ってる」


ウソップ「……ル、ルフィ君? その方とはどういったご関係?;;」


ルフィ「ん? おれとエースの兄ちゃん」


『はぁあアア!!!?』


ルフィ「?」


エース「………」
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