妖狐の焔
□16、旅立ち
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ー甲板ー
「おいエース!頭を冷やせ!!」
「一人で行くなんて無茶だ!!」
「考え直せエース!!!」
甲板で、俺の異変に気が付いたみんなは俺を抑え止めていた。
色んな言葉が飛び交う。けれど、俺はもう決めたんだ。
バンッ!!
すると、船内から俺の隊の奴とマルコが来た。
マルコはつかつかと俺のもとに来た。
マルコ「‥どこ行くつもりだい、エース」
エース「ケジメをつけに、」
白ひげ「………、エース今回は特例だ。妙な胸騒ぎがしてなァ‥」
マルコ「お前は黙って船に居りゃ「やだね」」
エース「これは俺の隊で起きた事だ!俺が行かねェで誰が行くんだよ!?」
マルコ「………」
ああ‥ったく……。
変な所であいつに似ていやがるよい‥。
エース「サッチが殺されかけて、その上兄貴までやりやがって!!黙ってみてられる訳ねェだろ!!!」
マルコ「……」
エース「何より、親の名を傷つけられたんだ……、俺は意地でも行く!」
エースはマルコから離れ、ストライカーに乗って行ってしまった……。
マルコ「……親父、エースを追った方がいいかよい?」
白ひげ「‥止めておけ。
追った所で、また同じ事を繰り返すだけだ」
マルコ「………」
ああ……。
何でどんどん‥家族がバラバラになっちまうだろう……。