妖狐の焔

□12、怒り爆発
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ーーここは武器庫。
ティーチとサッチは何故かその部屋に入って行った。

ロールはそのドアの前にハテナを浮かべ、何をしているのかと耳を立ててみた。


すると‥、



ゴロゴロ‥!!
ザン‥ッ!!



ロール「!!?」



‥雷に紛れて、何かを斬り捨てる音がした。



ーーバンッ!!
ピシャーッ!!



荒っぽい開け方で入ったロール。
雷の光で、ロールの目に映ったのはティーチと横たわっているサッチであった……。







ー食堂ー



ラクヨウ「ロールの奴、遅ェな‥」


イゾウ「そろそろ帰って来てもいい頃なんだがな‥」


フィレス「あ、じゃあちょっと見てきましょうか?」


イゾウ「ん?いいのか?」


フィレス「ちょうど武器の調整が終わりましたんで」



と、フィレスはロールを探しに食堂を出た。

残された5人は暇そうに食堂で2人の帰りを待っていた‥。







こちらは戻って、武器庫の場所。

ロールは信じられない光景を目にしていた。


ナイフを持ったティーチに‥血を流して倒れているサッチ……。
ナイフには血が付着していて、それは状況からして…サッチのであろう。




ティーチ「ゼハハハ!何だ副船長、来るのが早ェな」


ロール「何‥ッ、してんだ…てめェは……!!?」


ティーチ「あ?何だ、状況が理解出来ねェのか?」


ロール「………てめェがやったのか‥?」



ーー違う‥。
俺はそんな答えが聞きたかった、のに……、




ティーチ「ああ、まだ息はあるけどな」



本当‥、夢だったらどんなにいい事か……。



ロール「‥そうか」


ティーチ「だから今からトドメを刺さねェといけねぇんだ」



ピシャー‥!!



ニヤリと笑うティーチにロールは目を見開いていた。

ロールはその後、俯いた。

すると‥、



ロール「……白ひげ海賊団、副船長の名に掛けて‥」


ティーチ「あ?」


ロール「てめェを討つ!!!」



ピシャー!!
ザァアアア‥、



……ロールは怒り、ティーチを思いっきり睨んでいた‥。

‥サッチを無事に助ける事が出来るのだろうか、
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