妖狐の焔

□8、副船長
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ロール「んん、でもまだ敵船と決まった訳じゃないし‥」


エース「武器構えてんぞ、」


ロール「‥魚でも捕まえんじゃねェか?」


エース「大砲構え始めたぞ」


ロール「海王類がいるのかな〜…」



ーードンッ!



エース「…こっちに‥撃ってきたぞ、」


ロール「……敵襲〜」


エース「遅ェよ!!もう砲弾そこまで来てんぞ!」


ロール「大丈夫だろ、砲弾くらい。それに‥」



敵が撃った砲弾がロールとエースのもとに真っ直ぐ来た。

ロールが何かをする気配がないので、エースは仕方なく能力を放とうとした。

その時‥、



ドゥンドゥンドゥン!!
ーードカーン!!!



エース「!!!」



甲板近くから銃声が聞こえたと思いきや、砲弾が2人の前に来る数メートル先で爆発が起こった。

そのおかげで、爆風はあったものの2人は怪我は無く、船も外傷はない。



エース「!…フィレス」


フィレス「お二方、大丈夫ですか?」



先ほど銃を撃ったのはフィレスのようだ。
その証拠に二丁銃をしまう姿が見えた。



ロール「ああ、悪ィなフィレス」


フィレス「いえ、」


エース「……」



つーか、いつの間に‥。フィレスの奴、いつから外に出てたんだ‥?



ロール「久々に暴れっか、フィレス!」


フィレス「あ、はい!」


ロール「えっと‥ジョズ、カモーン」


フィレス「え…;」


エース「?」



何で‥ジョズ?
普通マルコじゃね?それか倉庫に行って水上バイクで行くか……。



エース「……ってあれ?」



エースが考え事をしている間に、ロールとフィレスの姿はなかった。

ふと、敵船の方向を見ると2つの影が敵船に向かって行くのが見える。


え、何あれ‥?



エースは2人の行方と、影の正体を近くの船員たちに聞いた。

その後、茫然と立つ事しか出来ないエースだった。





数分後、敵船からは白旗が上がり降伏をしていた



イゾウ「お、終わったみてェだな」


マルコ「拾ってくるかよい」


サッチ「拾う言うな‥、」



マルコは翼を広げ、2人がいる敵船に向かって行った。



エース「……」


ラクヨウ「ん?どうしたエース?」


エース「…いや……、」


イゾウ「なんだ、凄くてなんも言えなくなったか?」


サッチ「ははっ!
まァ、最初に見た奴は皆吃驚(びっくり)だろうな」



エース「‥」



凄すぎ‥だよ。
どんだけかっこいいんだよ、2人共ーー。
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