妖狐の焔
□6、料理
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「・・・こ、これは夢だろうか‥」
「いや、さっき充分頭殴ったりしたが覚めなかったぞ‥、」
「で、でもよ‥」
『副船長が料理するとかありえねェエエ!!!?』
ロール「……」
船員たちが叫んでいるにも関わらず、ロールは料理の味を確認していた。
完全無視状態‥じゃなくて物凄い集中しているらしく、声が届いていないようだ。
「あ、あの副船長ォ?」
ロール「…(もう少し濃い方がいいか‥、)」
「副船長ォ〜?」
ロール「(…んん‥っと、アレ入れてなかったな)」
全く船員たちに応えないロール。
船員たちは悲しくなって声を掛けるのを止めていた……。
ロール「(……こんなもんかな、)」
ロールは作ったモノを2つの皿に入れ、そのままどこかへと行ってしまった。
サッチ「行っちゃった‥、」
ラクヨウ「いやァ、それにしても驚いたな‥」
マルコ「ロールが料理ねい‥、」
イゾウ「食べる専門だと思ってたのによ、」
ラクヨウ「いやいや、まだ分かんねェよ?料理は味だ」
ハルタ「どれどれ‥、」
サッチ「って、お前な‥」
ハルタ「!!!」
『?』
その後、料理を食べたハルタは体を震わせていたとか………。
*
*
ー甲板ー
ロール「えっと……お?」
ロールはその頃甲板に居て、エースを探していると白ひげと共にいたので向かって行った。