妖狐の焔

□1、放浪者
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一方、こちらはモビー・ディック号。



サッチ「んん‥、」


マルコ「‥」


ラクヨウ「はァ〜、あ」


白ひげ「グラララ、いつまで悄(しょ)げてんだ?」


マルコ「違ェよい、」


ラクヨウ「‥つーか親父、何でよりによってシャボンディ諸島なんだよ?」


サッチ「ハルタはともかく、ロールがあの島に行ったら何かしら事件起こすぜ?」


白ひげ「グラララ、だろうな。むしろ起こさねェ方が無理だろうな」



んな呑気な‥。
じゃあ何でそこを選んだんだ、と聞くラクヨウ。

それに白ひげは‥、



白ひげ「あいつが遊園地に行く為に、ごまかして言った言葉覚えてっか?」


サッチ「?」


マルコ「‥修行、かよい?」


白ひげ「あァ。シャボンディ諸島にいる“あいつ”が扱(しご)いてくれんだろ」


『あいつ‥?』



3人はハテナを浮かばせていた。

白ひげはあいつの所に行かせるのは癪(しゃく)だがな‥と酒を呑みながら言った。


その後、3人は白ひげからその人物の名を聞くと言葉を失い、驚く事しか出来なかったとか。







ーシャボンディ諸島ー


数日後、2人は海軍や海賊に見つかる事なくシャボンディ諸島に到着しました。



ロール「すっげ〜!」


ハルタ「ロール!シャボン玉がいっぱいだよ!!」


ロール「うっひゃ〜!行くかハルタァ!!」


ハルタ「うん!」



2人はシャボン玉に飛び乗りながら、諸島の中を回り始めていた。








ー35番GRー



ロール「モグモグ」


ハルタ「お店がいっぱいあるねぇ、もぐもぐ」


ロール「あァ、モグモグ」



今2人が食べているのはグラせん。
先ほど35番GRにたどり着いて(ロールの鼻でつい、こちらに来たもよう)適等に購入。

今あるのはグラせん、グラマン、グラチョコ。


そして屋根の上で食べている。
理由はあまり一目に付くのはマズいから。



ロール「モグモグ…………ん?何だアレ?」


ハルタ「ん?」



ロールが見たのは今見える範囲の皆が膝をつき始めている姿。



ハルタ「何してんだろ?」


ロール「………ん?」



その先から誰かが歩いて来るのが分かった。

その人物とは‥、
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