妖狐の灯

□28、相棒
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ー甲板ー


サッチ「軍艦か…、見ても中々骨のありそうな奴はいねェな‥」



サッチは双眼鏡で軍艦に乗ってる輩(やから)をみていた。



ラクヨウ「あれじゃ、すぐに片付きそうだな、」


ビスタ「‥で、誰が行くんだ?」


マルコ「今日は‥」



ーーバンッ!



ロール「はいはい!俺らがやる!!」


フォッサ「ロール…と、フィ、フィレス‥大丈夫か?」


フィレス「は‥はい……、」


ロール「フィレス、何でそんなノビた感じになってんだ?」


『いや、お前の所為だろ?』


ロール「ん?」


マルコ「…まぁいいよい。フィレス、行けるのかよい?」


フィレス「え?あ………はいっ!」


ロール「‥にっ、」


マルコ「そうかい…。じゃあジョズ、頼んだよい」


フィレス「?」


サッチ「その流れでアレ使うの!?」


ラクヨウ「いや、面倒なだけだろ……、」


フィレス「へ?」



フィレスは何故ジョズが呼ばれたのか分かっていないようだ。



ラクヨウ「まぁフィレス、あれだ‥、」


フィレス「はい?」


ラクヨウ「気をつけて、飛んで来い」


フィレス「………へ?」



目を点にした後、フィレスはロールが居ない事に気付いた。

少し先に目をやると、軍艦に向かって何かが飛んで行ったのが見えた。



フィレス(ま、まさか‥)



フィレスはあまり考えたくない事を考えていた。


い、いや……ま、まさかラクヨウ隊長が飛んで来いって言った意味って‥ !!


ーーその、まさかであった。





その後、叫び声が聞こえた後、ドカーンと着地音が軍艦から聞こえましたとさ。



(サッチ:何かもう、恒例(こうれい)になってきてねェか?)

(ラクヨウ:見るのが飽きねェな、)

(フォッサ:ロールはもう楽しんでるけどな、)

(イゾウ:ハァ…、)
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