妖狐の灯

□19、医務室
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コンコンーー、



マリィ「もう‥。留守ですよー、」


ロール「………、」




医務室にノックがあったにも関わらず留守って………。

けどこの光景は、今日で約2桁は超える。
そろそろ3桁いくんじゃねェかって話。


ちなみに相手は船員の誰かだ。
ナースはノックなんかしないからな、
ちなみに俺もだ。しなくていいって言われたから



ロール「つーか…さっきっから思ったけど……良いのか?出なくて‥」


マリィ「あら?今は隊長診てるじゃない、」


ロール「いや、終わってるけど」


マリィ「だいたい、敵船も来てないのに怪我なんかするわけないじゃない」


ロール「まぁ…、」


マリィ「あ、でも隊長はいつでもどうぞ?」




………やっぱり何故か笑顔が怖い自分がいる‥。



ロール「‥そういや、他のナースは?」


マリィ「船長さんの所よ、後は多分 絡まれてんじゃない?」


ロール「か…から‥?」


マリィ「ふふっ、」




隊長って顔は良いのに、天然な所があるわねぇ‥

それはそれで可愛いけどね。



ロール「んじゃ、俺はもう行くわ」


マリィ「ええ。あ、隊長」


ロール「んぁ?」


マリィ「船員にくだらない理由で医務室に来ないで下さいって言っといてくれる?」


ロール「りょ…了解、」



ナース(特にナース長)は怖いという事と笑顔が怖いという事を知ったロールでした。




(ロール:ハァ…、)

(サッチ:どうした、ロール)

(ラクヨウ:つーかお前、どこ行ってたんだ?“2時間も”)

(ロール:医務室…。マリィが中々帰らしてくれなくてよ‥)

((う‥羨ましい))

(ロール:?)
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