妖狐の灯

□6、手配書
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ーーその後、ラクヨウは白ひげに殴られたという事は言うまでもない…。



ロール「親父ィ、花火嫌い〜?」


白ひげ「ロール、」


ロール「ん〜?」


白ひげ「てめェはもう寝てろ、」


サッチ(おいおい‥)


ロール「……わかった〜」



バタ‥、



ロール「Zzz……、」


サッチ「早っ!?」


イゾウ「ここで寝るのかよ…、」


マルコ「サッチ、部屋に運んでやれよい、」


サッチ「俺かよ!?」


フォッサ「ロールの保護者だろう?」


サッチ「え?誰が言ったよ!!?」


フォッサ「違ったのか?」


ビスタ「あってると思うぞ?」


サッチ「いやァ……………………まぁいいや、」


ラクヨウ「どっちだよ、」


サッチ「ちょいと言ってくる、」



サッチはロールを担ぎ、船内に入って行った…。



マルコ「お前は始末書書けよい」


ラクヨウ「こんなんで!?」


ビスタ「まァ、命に関わる事だからな」


ラクヨウ「ぅ……、」


白ひげ「今後、あいつに酒を呑ますな」


マルコ「分かったかよい?」


ラクヨウ「へいへーい」


白ひげ「……」


ラクヨウ「………はい、」



ロールは酒がものすごく弱い事を知った白ひげ海賊団でした。








ー船内ー


サッチ「あー…。何で俺が運んでんだか‥、」




サッチは廊下を歩き、ロールの部屋へと向かっている途中…。




ロール「ん〜んん‥、」


サッチ「!、起きたか?」


ロール「んん……サッチィ…」ギュ


サッチ「な、なんだよ?(こりゃ、まだ酔ってやがるな…)」


ロール「んん‥、サッチ温かいな……、」


サッチ「は‥?」


ロール「しし‥、おんぶなんてガキの頃、ジジィがした時以来だ……」


サッチ「ジジィ‥(ガープの事か……、)」


ロール「……サッチはさ‥、」


サッチ「…あ?」





ーー俺は最初、こいつの言ってる意味が分からなかった……。





ロール「おれみたいな"化物゙といて楽しい…?」


サッチ「!!?………化物だ‥?」




サッチはいきなりの事だったのでピタッと立ち止まった……。
 


ロール「だってアイツがいつも言ってたもん…」


サッチ「アイツ…?アイツって誰だよ?」


ロール「Zzz……、」


サッチはロールにそいつが誰なのかを聞こうとしたが、ロールはいつの間にか眠りについていた……。




サッチ「寝てやがる……、ったく‥アイツが誰なのかぐらい言えよ…、」















ーーそしたら、そいつをぶん殴ってやるからよ……、












ー次の日ー



ロール「サッチィ!メシ〜!!」


サッチ「ん?あ、ああ………ロール‥、」


ロール「ん?」


サッチ「…………いや‥、何でもねっ、」


ロール「?、何だよー?気になるだろ〜?」


サッチ「何でもねェよ、とっとと席着いて待ってろ。今準備すっから、」


ロール「ぶー」








今は聞かない方が‥あいつの為なのかもな……、






ロール「サッチィ、野菜抜きのメシ食いて〜」


サッチ「そりゃ無理な注文だな、」


ロール「じゃあ野菜抜き肉が食いてぇ〜」


サッチ「意味分かんねェよ!!」




今日も快晴。
今日も楽しい1日になりそうだーー。


 
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