炎熊の航路

□Y
2ページ/4ページ




白ひげ「ほォ…まさか俺を探していたとはなァ」


ラウ「…………」



エースの話が終わった後、白ひげはジッとラウを見つめる。 最初は怖さが多少あったものの、すぐに白ひげを見つめ返していた。



白ひげ「肝が座ってらァ…あの野郎にそっくりだな 」


エース「…次は親父たちの番だ、」


サッチ「ほらよ」


エース「?」


マルコ「今朝の新聞に入ってたんだよい、」


「「!!!!」」




神の堕子

ブライアン・ラウ

1億2000万ベリー




エース「え…はッ?!」


ラウ「ラウがうつってるのだ」



ラウに掛けられたのはルーキー海賊団並の懸賞金。

エースは何故そこまでラウに懸賞金がかけられたのか分からず、動揺する。




白ひげ「…エース、ラウの父親…ゼルクはな……ロジャーの所の幹部だった男だ」


エース「――!!!!?」


マルコ「…5年ぐらい前に、一度ゼルクと、その子どもに会った事があってねい」


サッチ「だからまぁ多少は知ってたんだよ、手配書見た時はマジ驚いた」


ラウ「…………」


エース「…………」




ロジャーの幹部だった男…それが、ラウの、父親……。




ラウ「……エー…ス?」


エース「……………」


白ひげ「………。 んで…ラウと言ったか、」


ラウ「!」


白ひげ「おめェの父親とは何度かぶつかった事があってな。 あの野郎がどれぐらい凄いかは俺たちは知ってる」


ラウ「………」


白ひげ「……差し支えなけりゃ、俺ァゼルクの死因が知りてェ」


『!!!!』


マルコ「親父…、」


白ひげ「過去を思い出すのがどれだけ辛ェかは承知の上だ。 だが俺ァ簡単にあいつが死ぬ奴とは思えなくてな…」



……

………




ラウ「…………いいゾ」


『!』


エース「ラウ……」


ラウ「…ラウはエースをしんようしてるのだ、」


エース「!!」


ラウ「だから…、はなす」


白ひげ「…………ありがとよ」



ラウは3カ月前…一体何があったのかを、話し始めた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ