炎熊の航路
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『!!!!!!?』
大きな音が聞こえ、気がつくと部屋には、何と大きな穴が空いていて、外からは海が見えていた。
ここは船尾近くの場所だったらしく、見事にラウのいる部屋に奇襲を受けてしまったのだろう…。
その奇襲を掛けた人物は、スタンッ…と空いた穴からやって来た。
ラウ「エー…ス……!」
エース「………丁度当たりか…」
カチャカチャカチャ!!
その場にいた海兵らはすぐにエースに銃を向ける。
しかし、エースは眉一つ動かさず、ジッと海兵らを見る。
エース「生憎だけどなァ…」
ボォオオオオオ!!!!
『!!!!?』
エースは全身に炎を纏い、床や天井はみるみる黒焦げになっていった。
エース「俺ァ今無性に虫の居所が悪ィんだよ…、面倒だから一気に片付けさせてもらうぜ!!」
ボワァアアアア!!!!!!
部屋一体は刹那に炎の海となり、気がついた時にはラウとエースの姿は無く、無惨に檻が壊された跡だけが残っていた…。