妖狐の煌

□17、追出
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ハルタ「ロールどこ行こっか?!」


ロール「あ、いや…ちょっと、どこか入ってメシにしようぜ…」


ハルタ「そうだね!」



あれから町の中心辺りまで逃げ込んで来た2人

ハルタはピンピンしていて、元気いっぱいだが、ぶっちゃけロールは今にもゼェゼェ言いそうな顔をしていた。

体力がここまで落ちている事にもショックを受けていたり…。



ハルタ「(ロールと2人っきりなんてまたと無いチャンス! 邪魔されないように気をつけなくっちゃ)」


ロール「(これ以上走ったら脇腹が壊れる…)」



…そんな想いを携えながら、2人は喫茶店へと入って行った。








エース「ハルタの奴〜!!」


ラクヨウ「(何が悲しくて野郎と買い物してんだ俺ァ…)」


イゾウ「ったく面倒くせェ…」



こちらはエース・ラクヨウ・イゾウ。

本来隊がバラバラなので一緒に買い物をする事など到底なかったが、マルコに暇そうな奴…と目を付けられたのがこの3人だったらしい。



ラクヨウ「こんな事ならとっとと島降りて逃げりゃ良かった…」


イゾウ「俺の台詞だそりゃあ」


エース「2人共!ごちゃごちゃ言ってねェで早くロールを捜すぞ!!」


「「いや俺たち買い物しに来ただけだから」」



ロール捜したってしゃあねぇだろ、と言われてしまいエースはその後、まともにロールを捜せませんでした…。



(じゃあせめて俺だけ抜けて捜す! 買い物は2人でやってくれ!!)

(ふざけんなゴラ、あ?
こっちだって好きで買い物したくねェんだシバくぞ餓鬼が。)

(イゾウ素出てんぞ、エース怖がってる)

(ロール助けてぇえ!)
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