妖狐の煌
□7、敵船
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その後、戦闘が終了し活躍した隊の隊長は白ひげに報告していた。
ロール「エース怪我ねェか?」
エース「ああ! そんな強豪じゃなかったしな」
マルコ「だったらもう少し小火をどうにかして欲しいねい。 こっちまで巻き込まれる所だったよい」
エース「う…っ、」
エースは毒をつかれ、目を泳がせる。
マルコはそんなエースに溜め息をついていた。
エース「ま、まぁ怪我人もいねェんだし!良いじゃねェか!! それよりロール」
マルコ「(無理やり話題変えたねい…)」
エース「今日は戦闘に出てなかったけど、どうしたんだ?」
「「「!!!!」」」
エース「前までずっと前線だったのに、俺ロールの戦いっぷり久しぶりに見たかっのによ〜」
マルコ「………」
ロール「あ…それは……」
白ひげ「俺がこのバカに用があってな、無理やりマルコに連れて来てもらったんだ」
ロール「(親父…、ナイスフォローだけどバカって…)」
エース「何だそうだったのか! 親父の呼び出しじゃしょうがねェな」
ロール「ははは…」
にかっと笑うエースに、ロールはつられて笑おうにもそれは苦笑いにしかならなかった…。
ロール「(………)」
戦闘に出られないのは勿論だが……隠し通すのも…俺らしくねェな……。
……けど…、
力が無くなったと知ったエースやみんなは…どう思うんだろうな…ーー。