妖狐の煌
□2、船内
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フィレス「右側は11〜13番隊、左側は14〜16番隊の部屋です」
ロール「ほー」
それから時は過ぎ、今は船員たちの船室まで辿り着いた。
現代で言えばまるでホテルのような空間。
ロールはキョロキョロと見渡しては好奇心で扉を開けて傍迷惑な行為に走る。
当然フィレスに途中で止められるが。
ロール「まぁ船室は大体は前と一緒って訳か」
フィレス「はい」
ロール「んじゃ後は慣れだな」
何事も慣れだ、なんて口にするロールにフィレスは苦笑い。
そんなこんなで2人はトコトコと船内を再び歩く
ロール「………」
そういやフィレスに言ってねェな…、
やっぱこいつには言った方が…ーー
エース「あ!ロール!!」
ハルタ「こんな所にいたー!」
ロール「ん? っげ…」
フィレス「?」
前からやって来たのはエースにハルタ。
ロールは苦い顔をし、フィレスはそんな表情をするロールにハテナを浮かべる。
ロール「逃げるぞフィレス!!」
フィレス「へっ?!」
ぴゅーーっ!!!
ハルタ「あ!逃げた」
エース「待てよロール!!何で逃げるんだよーっ?!」
逃げるロール(+フィレス)に、エースとハルタは追いかけて行った。