妖狐の煌
□2、船内
2ページ/3ページ
ロール「うーん…」
白ひげの部屋を出た後、ロールは唸っていた。
マルコがいないからだ、当然と言えば当然だが…
ロール「よし」
仕方ないから食堂に戻ってサッチに助けを…あ、でもまだエースとハルタが居そうだな……。
やっぱマルコを探すしかないかな…、
ロールはとりあえず勘を頼りに右方向へと歩いて行った。
*
*
ロール「あらら…」
するとどうだ、見事に行き止まりについてしまった。
ロール「俺って方向音痴だったっけ…?」
知らない所でもある程度は当たってた筈なのに…と、ロールはぶつぶつ呟く。
?「…あれ、副船長?」
ロール「ん? お、フィレス!」
いい所に!、とロールはフィレスに駆け寄る。
フィレスは2番隊隊員だがロールにとっては相棒で、同じ部屋で共に過ごしている。
フィレス「何してたんですか?」
ロール「マル……あー、まぁフィレスでいいか」
フィレス「?」
ロール「船内案内してくれ!」
フィレス「え?」
何を言い出すかと思いきや、船内の案内を頼むロール。 とりあえず事情が分かったフィレスは案内をする事になった。