総隊長と家族
□66 ガラス玉
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フィン「ーーそれでね、……」
クロード「そうなんですか、」
お手洗い後、フィンは白ひげ達の事を話していた。
その話す様子はとても嬉しそうで、聞いてる方は思わず微笑んでしまう程
そんな時…、
「クロードさん!」
クロード「ん?」
後ろから兵士がやって来た。
内容はフィンには分からないが、とりあえずクロードが行かなければならないのは分かった。
クロード「なら、フィン様をお送りしてから「大丈夫だよ?」え?」
フィン「おれ、一人で帰れる! 場所覚えてるもん」
クロード「ぁ…」
フィン「だから、行ってらっしゃい」
フィンは笑顔で言う。
その笑顔にクロードはゼウスやファイを思う。
クロード「すいません」
そう言って、クロードは一人の兵と行ってしまった。
フィンは急いで戻ろうと少し小走りしていた。
*
*
フィン「…?」
食事をしていた部屋の前まで来たフィン。
ドアを開けようとした寸前、サッチ達の声が聞こえて来た。
エース「ーー、ここにいる奴の事考えたらな…」
マルコ「そうだねい、」
エース「サッチは?フィンが王子になった時」
フィン「ぇ……?」
サッチ「そりゃ寂しいが、まぁ…幸せになってくれりゃいいんじゃね?」
エース「ありきたり」
サッチ「うるせっ」
フィン「………」
おれは……おれが、
王子になっても…
みんなは………。
違う……、
そうじゃない…、
みんなが、
そうのぞんでるんだ…。