総隊長と家族
□65 弟
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無理やり離そうとしても離れる気配すらない
どうする事も出来ないまま、どんどんとパワーゲージが上がっていく。
マルコはまだ意識のあったリユースに機械の事を吐かせた。
早く止めなければ、機械…兵器が発動しエネルギー砲が発射される。
その源のシャオン…フィンの命を奪って。
サッチ「くそどうやって止めんだよ!」
シャオン「…っ、んなの構うなよ」
サッチ「あぁ?!」
シャオン「ガキを殺さねーようにすりゃいい話だ…、」
俺だけが死ぬようにすりゃいい。
ガッ!!
シャオン「!」
サッチ「ざっけんなよ…」
サッチはシャオンの所に来て、剣を抜いた。
サッチ「勝手な事ばかり言いやがって、俺は!どっちの弟も失うつもりはねェ!!!」
シャオン「!!……」
サッチ「お前が諦めても俺は絶対諦めねェ!!!」
サッチはシャオンを傷つけないように、剣を振り回した。
サッチ「手ェ伸ばせ!!シャオン!!!!」
シャオン「……」
俺に命令するなっつーの
ガシッ
ーーギュッ、
サッチのおかげで触手から逃れられたシャオン。
その後、ラディとリユースを引きずってこの場を後にした。