総隊長と家族

□62 兵器
2ページ/4ページ



暗い部屋…。
フィンは一歩ずつ進む。


すると、自動で点くようになっていたのか部屋が明るくなった。


見渡すと奇妙な部屋の広さ。本当に城の地下なのかと思うくらい広い。


そして、その中央部には巨大な機械…兵器のような形をしたモノがある。



ゼウス「っ…!!」


ファイ「な、何だよこれ…? 何でこんなものが…」


ラディ「ぐっははは!
これだ、これがありゃ世界を手に入れたようなもんだ!」


リユース「操れればの話ですけどね、」


ゼウス「止めろ!それを操れる者などいないっ!!
第一動力も無しに「何を言ってるんですか?」!!!」


リユース「操れるかは別として、これの動力源…それは古代に生きていた奴らの末裔たち」


ゼウス「!!」


リユース「ーー確かそれはアデレイド家の者達、Dの一族、天竜人の末裔共…まぁ他にも探せば古代の血を受け継ぐ者はいるでしょうが」


ラディ「ぐははは!試しにガキでやってみるか」


リユース「やるんならファイ王子にして下さいよ、」


ラディ「ああ分かってるさ」


ファイ「!!」



ラディはファイのもとに。ファイは逃げようとするが手下たちに囲まれてしまう。



フィン「だっ駄目!!」



フィンはファイを助けようとする、が



ガッ!!


リユース「あなたは大人しくしていなさい」


フィン「っ…!!」



リユースに押さえ込まれたフィン。

リユースは左手に手袋をしており、海楼石入りらしくフィンは力が出ない状態となった。



機械に放り込まれようとされるファイ。





守る…、

誰であろうと、守るって…そう誓ったのに。



やっぱり、おれには…
無理なのかな…っ…?
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ