総隊長と家族
□62 兵器
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暗い部屋…。
フィンは一歩ずつ進む。
すると、自動で点くようになっていたのか部屋が明るくなった。
見渡すと奇妙な部屋の広さ。本当に城の地下なのかと思うくらい広い。
そして、その中央部には巨大な機械…兵器のような形をしたモノがある。
ゼウス「っ…!!」
ファイ「な、何だよこれ…? 何でこんなものが…」
ラディ「ぐっははは!
これだ、これがありゃ世界を手に入れたようなもんだ!」
リユース「操れればの話ですけどね、」
ゼウス「止めろ!それを操れる者などいないっ!!
第一動力も無しに「何を言ってるんですか?」!!!」
リユース「操れるかは別として、これの動力源…それは古代に生きていた奴らの末裔たち」
ゼウス「!!」
リユース「ーー確かそれはアデレイド家の者達、Dの一族、天竜人の末裔共…まぁ他にも探せば古代の血を受け継ぐ者はいるでしょうが」
ラディ「ぐははは!試しにガキでやってみるか」
リユース「やるんならファイ王子にして下さいよ、」
ラディ「ああ分かってるさ」
ファイ「!!」
ラディはファイのもとに。ファイは逃げようとするが手下たちに囲まれてしまう。
フィン「だっ駄目!!」
フィンはファイを助けようとする、が
ガッ!!
リユース「あなたは大人しくしていなさい」
フィン「っ…!!」
リユースに押さえ込まれたフィン。
リユースは左手に手袋をしており、海楼石入りらしくフィンは力が出ない状態となった。
機械に放り込まれようとされるファイ。
守る…、
誰であろうと、守るって…そう誓ったのに。
やっぱり、おれには…
無理なのかな…っ…?