総隊長と家族

□61 一方…
3ページ/3ページ



ゼウス「ファイ…!!」


ファイ「!!!、と…さんっ」


ラディ「ぐははは!」



ガッ!



ファイ「ッア!!」


ゼウス「!!!」



ラディはファイの頭を踏みつけた。



ラディ「ガキを死なせたくなけりゃ、とっとと言え」


リユース「妙な事はしないように…、」


ゼウス「……!!」



ガ…ッ、



ラディ「あ…?」


フィン「っ……」




足元に何か感じたと思いきや下を向くと、ファイが居なかった。

ちょっと目を見渡すと、ファイはフィンのもとにいた。



ラディ「何だてめェ…、弱虫は引っ込んでな」


フィン「っ…、嫌だ。」






守るって…誓ったんだ!



だから!!




フィン「お前ら何かに渡すものなんかない!!」


ファイ「…!!」


ゼウス「……デ、ル


リユース「ーー!!?」




フィンの容姿、あの日から計算すると、この体格でもありうる…。
そうとっさに思ったゼウスは“アデル”と口にした。


そしてそれをリユースは聞き逃さなかった。




リユース「ラディ船長、そいつは本物のアデルのようですよ」


『!!!』


ラディ「ぐはは! こいつがアデルとはな、笑いもんじゃねェか」


リユース「そいつなら、鍵が開くかもしれませんよ」


ゼウス「!!!」


フィン「かぎ…?」


ラディ「…確かにな。息子に託しても可笑しくねェ。 手下共呼んで、こいつらを連れて行くぞ!」


リユース「了解」


フィン「っ…やだ!!」


ラディ「おっと、抵抗すんなよ。 したらこいつをバラすぜ」



ラディはゼウスに銃を向けた。



ファイ「!!、やめろ!」


フィン「っ……!!」




ーー結局、フィンとファイは抵抗出来ずに、どこかへと連れて行かれた…。
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ