総隊長と家族

□58 行動
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エース「…ところで、お前らさっき襲われそうになったって言ったけどよ
よく逃げ切れたな?」


ファイ「クロードは騎手団長なんだ、強いし判断力は凄いんだよ」


サッチ「え、マジ? …お前らの他に、逃げた奴は?」




サッチの質問に、クロードは首を横に振った。



クロード「軟禁状態で、私らも隠し通路で逃げるのがやっとでした」


フィン「……」


サッチ「…なるほどな。
ーーどうする、フィン」


フィン「ん?」


サッチ「お前の故郷かもしれない所がピンチなんだとよ、」


フィン「故郷……、」


クロード「え、いや;;
皆さんに迷惑は…」


エース「か、どうかはフィンが決める事だしな」


フィン「……」


ファイ「………」


フィン「…おれ、」








ー夜ー



夜になって、俺達は船に帰った後、親父たちにさっきの話をした。




白ひげ「グラララ、凄ェ話しだな」


ハルタ「フィン本当に王子かもしれないんだ」


サッチ「かもっつーか、ほぼそう何だと思う」


ラクヨウ「いや、でも髪と目が偶々って事もあるだろ?」


サッチ「………似てたんだよ、」


マルコ「誰に?」


サッチ「……」




あの後…俺たちが、洞穴を出た時、俺は思わずフィンとファイを間違えそうになった。

洞穴の中は、薄暗くてそんな事はなかったけど、改めて見ると本当に髪色や目だけでなく、ほとんどが似ていた……。




マルコ「…なるほどねい、」


イゾウ「んで、フィンはどうする気なんだ?」


サッチ「ん?ああ……、」



 
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