妖狐の焔
□39、苦痛
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ー海上ー
ここは偉大なる航路の海の上。
竜のような船首にマークは三本の傷にドクロの後ろに剣が2本重なっている……赤髪海賊団である
赤髪海賊団は白ひげ達と別れた後、海を漂っていた。
そこの船長シャンクスは白ひげと別れた後、思いつめた感じでずっと海を眺めていた。
「お頭元気ねェな…、」
「元気ねェっつったら副船長もだけどな…、」
「“かまいたち”の事だろうけど…、どうしたらいいか・・・」
シャンクスと同じように、副船長ベンも何も言わないが元気がないようだ
シャンクス「……」
(ルフィ:なぁおっさん、かいぞくってなんだ?)
(シャンクス:おっさんじゃねェっつーの。 シャンクスだ)
(ルフィ:じゃあシャンクス、かいぞくって?)
(ロール:ふぁ〜あ、海軍と知り合いか?)
(シャンクス:海軍しってて海賊知らねェのかよ)
(ロール:悪ィかよ)
(シャンクス:まぁ、教えてやってもいいが…どうしよっかな〜)
(ルフィ:えぇー?!おしえろよ〜!)
(ロール:ルフィ、こいつより向こうの奴に教わろうぜ)
(シャンクス:はいはい分かった分かった! いいか、海賊ってのはーー)
シャンクス「……ふぅ…」
あの頃がつい最近かと思いきや、あいつらは成長をして…それぞれ海賊になった。
たった20年ちょいの短い人生……あまりにも切な過ぎだろ…。
だが……、
一番ツラいのは、現場すら伺えなかったあいつらか…もしくはあのオヤジ……か…。
*
*
ベン「…フー…、」
(ロール:副船長すっげェ! シャンクスよりすげェな!!)
(シャンクス:おい、俺だって出来るぞこんくらい)
(ロール:えー、出来なそう…。 無理すんなって)
(シャンクス:してねェよ!大体料理ぐらい出来るし!!)
(ルフィ:ふふへんひょー、おかほり!)
(ロール:ちょっ!?ルフィ!おれの分残せよ!!)
(シャンクス:おいコラ俺のテクニック見ろお前ら!)
(ベン:フッ…、)
突然の別れってのは…、どうしてこう悲惨しか残らねェんだろうな……。