妖狐の焔
□31、対決
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マルコ「っ…ティーチ‥!!」
ラクヨウ「ち…、何でロールも向こう岸に居んだよ!?」
ハルタ「…ロール……!!」
ラクヨウ「……、俺らは見てる事しか出来ねェのかよ…?」
マルコ「船長命令だからねい……本来なら、とっとと逃げなきゃ行けねェんだよい」
ハルタ「でもロールは…!!」
ラクヨウ「……あのバカは言っても聞かねェから、向こうに居んだろうよ」
マルコ「………」
ハルタ「……、」
*
*
ビスタ「っ……、」
イゾウ「親父…っ、ロール……!!」
フォッサ「……」
イゾウ「あの2人だけで、大丈夫なのかよ…?!」
フォッサ「親父はもう限界をとうに超えている……ロールだけで、ティーチや海軍は…、」
ビスタ「っ……!!」
*
*
サッチ「………」
レイス「結局、てめェらは止められなかったと」
フィレス「…副船長を止められる人なんて……」
レイス「いないってか、」
サッチ「何か逆に、背中押しちまった…」
レイス「……そりゃまぁ、ロールと同じ想いだからだろう?」
サッチ「…そうかもな、」
フィレス「‥これから、どうしますか……?」
レイス「とりあえず、他の奴と合流だな‥。まだみんな居るだろうし」
サッチ「ああ……、」
……俺たちは、見てるだけでいいのか…?
船長命令だから、俺たちは逃げなきゃいけないし、何より親父の気持ちを踏みにじっちゃいけない…。
………でも…それよりも俺は…、