妖狐の焔

□19、動き出す
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ー次の日ー



ロール「………ん‥っ、」


『!!!』


ロール「…んん‥、ふぁ〜あ、」




ロールは起きた途端に呑気に大きなあくびを欠いた。




フィレス「副船長!」


ロール「ん?おぉ、フィレス」


フィレス「良かった‥。やっと目を覚ましてくれた」


ロール「んぁ?あ?」


レイス「ったく‥。相変わらずだな、お前は」


ロール「ん?‥ん!!?レ、レイス!!?」


レイス「あんま大声出すと、傷に響くぞ」


ロール「な、何でお前が!?」


レイス「何でって、ここ俺ん家だしな」


ロール「はぁああ!!?」




俺何でここに居るのォ!?と改めて感じました。

その後叫んだから傷が所々体に響いて大変だったけどな。








んで、とりあえずフィレスに全部話してもらった。

ああ、海に落とされたんだ俺……。
意外としぶといんだな、自分で言うのもなんだけどよ。
まぁ昔からジジィに鍛えられてたからな……うわ、思い出したらジジィを殴りたくなってきた。




ロール「…ん、まぁそれは分かったけどよ。
フィレス君?」


フィレス「は、はい?;;(なんか嫌な予感‥)」


ロール「俺を助けてくれたのは感謝するけどよ……」


レイス「………」



ロールは俯いていた。

そして‥、



ロール「それでてめェまで死んだらどうすんだ……っ。 二度とすんな!!!」


フィレス「…す、すいません;」



フィレスは焦りながら、ロールに謝っていた。

ロールはそれに軽く溜め息をついていた‥。





ロール「………それと、」


フィレス「?‥、」



すると、ロールは顔を上げた。




ロール「ありがとよ、」


フィレス「!」




ロールは笑顔だけれども、どこか照れくさそうにフィレスに礼を言っていた。

フィレスはそれに力強く返事をしていた。




レイス「……さて、ロール」


ロール「んぁ?」


レイス「これからどうするつもりだ?」


ロール「‥にっ、決まってんだろ!」








ティーチにこの借りを100倍にして返す!!!!
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