妖狐の焔

□18、命の炎
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あの事件から、1ヶ月が経った頃‥




ロール「………ん、っ……ぁ‥?」



ぼやける目を何度か瞬(またた)くと、そこは俺の知らない部屋。

そして、体を動かそうにも何かごちゃごちゃと変な機械がついている。
俺は親父か……、いや、ヘタしたら親父以上だな


それで、まぁ‥色々と覚えてはいるが、何でこんな所に居るのかだけが分からない。
怪我をしている理由は分かる。でもここは医務室のようで医務室じゃねェ


そんな事を考えてたら‥



?「お、起きたみたいだの」


ロール「…どちら様?」



現れたのは年寄り。
じいさんだな、じいさん

つーか……部屋に居たんだな。

あ‥俺相当ヤバいわ。



?「わしはアストン」


ロール「あぁ…俺は「ロール君じゃろ?」‥よくご存知で」


アストン「君の部下と、わしのバカ息子に聞いたものでな」


ロール「(バカ息子‥?)…部下って?」


アストン「えっと……あぁ‥フィレスじゃったかの?」


ロール「……そうか‥。他のみんなは?」


アストン「他?…2人だけじゃよ、」


ロール「え‥?」




あれ?
じゃあみんなどこに‥?
いや、みんな居たとしたら俺がここに居るのが可笑しいか。

とりあえず‥、



ロール「フィレスはどこに‥?」



フィレスに色々聞かねぇと始まんねェや、



アストン「さっきまで居たんだかな‥。まぁすぐに帰って来る」


ロール「そう‥か、」


アストン「……わしから1ついいかの?」


ロール「あ?」




 
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