妖狐の焔

□14、想い
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ハルタ「……ん、んんっ、ふぁ〜あ」



朝、僕はあくびをしながら起き上がった。
……あれ?確かロールの膝で眠ったような‥、

運んでくれたのかな‥?

‥だとしたらお礼言わないとなぁ。



ハルタは身支度を整え、部屋を出た。







スタスタ‥、



ハルタ「?」



廊下を歩いていると、みんな何か騒がしい。

何かあったのかな?



ハルタは丁度通りがかった船員の一人に聞いてみた。



ハルタ「ねぇ、」


「は、はいっ!?」


ハルタ「あ、引き止めてごめんね。‥何かあったの?」


「えっ;あ……、すいません、急いでて;」


ハルタ「ん…、そっか、ごめんね」


「いえ‥っ;」



船員の一人はそそくさと僕の前から去った。

何か僕に隠してる?‥何かそんな感じがした。


しょうがない、親父の所に行ってみるか。



ハルタは白ひげの部屋に向かって行った。







ー白ひげの部屋ー



部屋に入ると、親父とラクヨウ、ビスタにフォッサがいた。

……何かみんな暗いな‥



ハルタ「どうしたの?」


ラクヨウ「…ハルタか、」


白ひげ「………」


ハルタ「?」



親父が珍しくお酒を呑んでいない‥。

何かあったみたいだけど……無理に聞かなきゃダメそうだな‥。



ハルタ「ねぇ、何かあったの?」


フォッサ「あ‥いや……、」


ハルタ「ちゃんと答えてよ!」


ビスタ「だからなハルタ、実は「ビスタ」!、ラクヨウ‥」


ラクヨウ「俺が話す‥。席外すぜ、親父」


白ひげ「ああ‥、」


ハルタ「?」



その後、僕はラクヨウに連れられて部屋を出た。
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