妖狐の焔

□6、料理
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ー食堂ー


ガツガツガツ!!



サッチ「あのよ、ほどほどにしてくれねェか?」


イゾウ「すげェ食いっぷりだな‥、」


ラクヨウ「食料無くなんぞ…、」


ロール「モグモグ」



口に沢山の料理を頬張るロール。
そんなに食って胃袋に入るのかってぐらい食べている。



サッチ「‥つーかよロール、」


ロール「んもァ?」


ラクヨウ「話し聞いただろさっきの。エース止めてくれねェか?」


ロール「ふぉへが?」


マルコ「喋る時は口にモノを入れんなよい、」


ロール「ゴクン…。止めろって言ってもなァ‥」



さっき親父たちから話しは聞いたけど‥(内容が何か俺に似てるような気がした)俺にどうしろと?



サッチ「朝昼晩と奇襲かけてるみてェなんだよな…」


ラクヨウ「毎回構ってる親父もすげェけどな、」


ロール「へー」バリバリ



ロールは魚の骨を食いながら話を聞いていた。

もう腹を満たせれば何でも食いそうだ。



マルコ「それにメシもロクに食ってないしねい、」


ロール「んだとゴラァ!?」


サッチ「いきなり反応したな‥、」



ロールはエースがメシを食っていないと聞いた瞬間、テーブルを叩いて立ち上がった。



サッチ「俺の作った料理をよ、警戒してんのか食わねェんだよな…、」


ロール「………。しょうがねぇな‥、」



ロールはメシを平らげた後、キッチンに向かって行った。



サッチ「ん?ん?ロール君、何をしようとしてんのかな?」


ロール「ん?あぁ、サッチ」


サッチ「あ?」


ロール「キッチン借りる」


((((何しようとしてんのこの人!!?))))


ラクヨウ「待て待て待て!」


ロール「あ?」


サッチ「お、お前が料理すんの!?」


ロール「ああ、」


イゾウ「熱でもあるのか?」


ロール「ねェよ!」



ったく‥、とロールは包丁を持って食材を切り出した。



『!!!!』



その切り方はサッチやコック達には劣るが、手際が良かった。

その後、食堂にいた人、全員がポカーンとロールが料理を作っている光景を見ていた。
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