妖狐の焔
□3、脱出
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ロール「修行ね‥。でも大将来るならあまりここに長居はしたくねェなぁ」
ハルタ「ロールって大将と面識あるんだよね?」
ロール「だから余計に会いたくねェ」
シャッキー「あら、ガープが来るよりは良いんじゃないの?」
ロール「・・・どっちも嫌だな、」
ハルタ「?、何で中将なのに嫌なの?」
ロール「ん?ってああ、そういや話してなかったっけか。俺のジジイなんだよ‥」
ハルタ「そうなの!?」
シャッキー「やっぱりね‥名前一緒だからそうじゃないかと思ったわ、」
レイリー「ガープの孫か、」
ロール「笑い事じゃねェよ、本当ジジイは無茶ばっか言うんだから…まるでライオンの如く。」
ハルタ「ライオン…;」
ロール「よく生き延びたな、って自分を誉めたい位だ。ルフィと違って修行項目がハード過ぎるしよ」
レイリー「ん?ルフィ‥?」
ロール「俺の弟。今は多分14、5歳だったかな、」
レイリー「ああ。シャンクスから聞いてるよ、君らの事は」
ロール「!、シャンクス知ってんのか!?」
レイリー「ああ、一緒に海賊していたからな」
ロール「へー、」
レイリー「君らの事を楽しそうに話してたよ、」
ロール(何吹き込んだんだ……、)
と、ロールが思っていた時……、
ロール「・・・」
ーースッ‥、
『!』
ハルタ「?、ロール?」
ロールは半狐となり、窓の所に行き、外を眺めていた。
ロール「………こりゃまた面倒くせェ奴が来たな‥、」
『?』
ロール「ハルタ、遊園地はまた今度にしようぜ」
ハルタ「え?」
ロール「“赤犬”が来た」
『!!!』
レイリー「ほう‥、」
シャッキー「よく分かったわね、」
ロール「耳が良いのと、後は見聞色で何となくかな」
レイリー「ははっ、さすがだな!」
ロール「副船長としてはまだまだだよ‥俺は。」
ハルタ「僕は充分だと思うけどな‥、」
ロール「ししっ、ありがとうよ」
ロールは半狐を解き、店を出る準備をした。