妖狐の灯
□29、新たな手配書
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ある日の出来事。
突然とは急に現れるモノ
3ヵ月程前に、手配書がまた上がったロールだったが、それがちっぽけな懸賞金額だった事を、今日‥身にしみたそうな……。
ー昼ー
今は昼‥いや、昼を過ぎた頃か。そんな時間帯に未だにベッドで眠っている者がいた。
フィレス「隊長〜、起きて下さいよォ」
ロール「やぁ…らァ……ムニャムニャ‥、」
フィレス「もう昼ですよ、起きて下さいよ;」
ロール「ぐー‥Zzz」
フィレス「寝ないで下さいってばー;親父が呼んでるんですよォ」
ガバッ!!
ロール「いやそれを早く言えよ!?」
ロールは急に起き出し、慌てた様子で帽子とペンダントを着用した。
フィレス「最初に言いましたよ‥;」
ロール「やべっ、早く行かねェとっ!」
ガシッ!
フィレス「…あ;あの隊長僕一人で走R」
ダダダダーー、
ロールはフィレスを掴み、そのまま部屋を出て走り出した。
これは毎度の事で、これを見た船員たちは苦笑いを浮かべることしか出来なかったり…。