妖狐の灯
□23、七武海
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ー甲板ー
ロール「早く釣れねぇかな〜」
フィレス「まだ始めたばかりですよ、」
フィレスが来てから数日が経った。
気持ちが固まったのか、フィレスは白ひげ海賊団に入団する事になり、しかもロールの2番隊へと所属になったそうだ。
今は2人で釣りをしているところだ。
ブクブク‥、
ロール「ふぁーあ、」
フィレス「あ、あの‥隊長」
ロール「なんだ?」
ブクブク‥、
フィレス「なんか居ますよ…?」
ロール「魚じゃねェの、」
ブクブ……、
フィレス「……?」
ーーザッパァア!!!
『!!!!』
ポタ‥ポタ……、
?「ふぅ‥、やっと着いたか、」
ロール「あ?あ!?だ、誰だお前?」
海から現れ、船に着陸したのは人…ではなく魚人であった。
フィレス「………!!、もしかして海峡のジンベエじゃ‥!!?」
ロール「!!!」
ジンベエ「ん?ああ、確かにわしァジンベエじゃ。オヤジさ「七武海がなんの用だ!?」」
ロールは七武海と分かった瞬間、身構えた。
そして、飛びかかろうとした時……、
イゾウ「はいストップ、」
ロール「うぐっ‥、」
飛びかかろうとしたロールを押さえつけたのは甲板付近にいたイゾウだった。
イゾウ「悪ィなジンベエ、こいつらに話してねェんだ」
ジンベエ「いや、構わんよ」
イゾウ「親父は部屋にいるから…場所分かるよな?」
ジンベエ「ああ、」
ジンベエは船内の中へと入って行った。
ロール「イゾー!あいつ七武海なんだろ!?何で追い出さねぇんだよ!!」
イゾウ「ジンベエは七武海でも敵じゃねェよ、」
フィレス「え?でも確か、海賊嫌いでは……?」
イゾウ「親父は特別。あいつは親父を慕ってっから良いんだよ、」
ロール「そう、なのか?」
イゾウ「ああ」
ロール「………………ん〜…ならいいや、」
フィレス(納得が早い‥、)
納得‥したかは分からないロールは再び竿を拾い、釣りの再開をし始めていた。