妖狐の灯
□22、部下
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ーーある日‥、
次の島まで後もう少し、という所で敵襲にあってしまった白ひげ海賊団。
敵船に乗り込んでいる隊もいれば、白ひげを守る為、船に居る者もいた
ちなみにロールは今日は船で戦っていた。
ロール｢あーあ、俺もサッチと行きたかったなァ｣
ドガッ!!
ラクヨウ｢いつも行ってっからたまには良いだろ？｣
ガンッ!!
ロール｢えー‥。良いじゃん別にぃ、｣
ドカーン!!
ラクヨウ｢あのな‥、｣
バコーン!!
２人はお喋りをしながら船に入って来る敵を薙ぎ倒していた。
そのおかげか、２人以外は働いている気配がない
フィレス｢(やっぱり凄いんだな‥あの人も。隊長だから当たり前なんだけど……、)ふぅ‥、｣
フィレスが２人を見ていた、その時…、
ダダッ!!
フィレス｢!!!｣
「てめェだけでもっ!!」
１人の剣を持った敵が、どこから湧いたのやら‥フィレスに向かって来た。
フィレスは丸腰だからか敵をやっつける術(すべ)はなく、ただ茫然としているしかなかった。
そんな時‥、
ーーガッ!!
フィレス｢………!!!｣
ラクヨウ｢なっ!?ロールっ!!!｣
ロール｢ッ……、｣
ブシュ‥ッ、
フィレスの前に居たのはロールであった。
ロールは片手で剣を受け止めており、それに押さえられなかった切り口から血が垂れていた。
「くっ‥!!!」
ロール｢勝手にっ…、｣
フィレス｢…!!｣
ロール｢勝手に、俺の"家族ﾞを傷つけないでほしいね、｣
フィレス｢!!!｣
ドカーン!!
ロールは敵を排除し、フィレスの方を向いた。
ロール｢大丈夫か？怪我ねェか？｣
フィレス｢え、あ‥は、はい……、｣
ロール｢ん、そりゃ良かった｣
フィレス｢あの‥ありがとうございますっ、｣
ロール｢何言ってんだ、当然の事だろ？｣
マルコ｢何が当然だよいっ｣
ガンッ!!
ロール｢痛っ〜!!｣
マルコ｢助けるのは構わねぇが、てめェが怪我しちゃ元も子もねェだろい！｣
ロール｢だって〜、｣
ラクヨウ｢だってじゃねェとっとと医務室行くぞ!!｣
ロール｢えー、こんくらい大丈夫だぞ？ツバつけとけば｣
ラクヨウ｢どんな対処法だよ!?｣
マルコ｢早く来いよい!!｣
ロール｢分かったから引っ張るなぁァァ……、｣
ロールはマルコとラクヨウに医務室へと連行されて行きました。
フィレス｢………、｣