妖狐の灯

□18、3年後
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ロールが2番隊隊長を務めてから、3年が経過し、ロールは18歳となった。



ーードカーン!!!



「おっ!また隊長が暴れてんぞ!!」


「1人で1船の海賊団 片付けたみてェだな!」


「また懸賞金上がるなァこりゃ!」




また懸賞金が上がる‥というのは3年の間に金額がどんどん上がっていたのだ。

ちなみに今の金額は、
5億6000万ベリーである。



皆がざわざわと話していると、その隊長とやらが帰って来た。

後ろには船があり、降伏をした海賊団たちがいた。




ロール「親父ィ、終わったぞー」


白ひげ「あァ、そうか」


サッチ「また一段と強くなったんじゃねェか?」


ロール「そうか?」


マルコ「終わるのが早かったしねい、」


ロール「ん〜、」




ギュルギュルギュル…、



サッチ「あ…?」


ロール「腹減ったー、サッチメシ〜」


サッチ「へいへい、」




ほのぼのライフを送る毎日…。
そんなロールだが、ちゃんと隊長としての信頼度は日々急上昇していたりする。



ーーそんなある日‥。




「島が見えたぞォオ!!」


ロール「島ァ!!」




相変わらずなのか、島に上陸する時は目を輝かせていた。



ラクヨウ「あの島って…、」


マルコ「無人島だよい、」


サッチ「町とかねェのか?」


ビスタ「町はもっと先の島にあるが、あの島は無人島だ」


イゾウ「じゃあ上陸しても何もねェんじゃねェか?」


フォッサ「ああ……、だが探せば何かはあるんじゃねェか?」


サッチ「まぁな…………………?、あれ‥ロールはどこ行った?」


『ん……?』




さっきまで傍にいたロールだが、今見渡すと姿はなく、島の方に目をやると砂浜に足跡が残っていた……。

つまり‥、



ラクヨウ「さ、先に行きやがった‥!!」


マルコ「ったく…、」


サッチ「黙って行くなっていつも言ってるのによ‥」



ハァ…、と一気に溜め息をつく隊長たち。
3年経ってもロールは世話を焼かされる存在であった。
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