妖狐の灯

□15、コルボ山
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ー船首ー


ある日の快晴の日、ロールはゴロンと横になり寝っころがっていた。

とてもいい風が吹き、眺めもいいこの場所…ロールのお気に入りの場所の1つである。

ちなみに1番は何たって白ひげの部屋だ。
あそこはみんながいるし何より楽しい。


だからみんなが忙しい時にはこの船首で寝っころがって、お昼寝をするのが日課と言ってもいい位だ。



ロール「ん、んん〜」



ロールは体を伸ばし、そのまま一端起き上がった‥。



ーーその時‥、



ヒューー…、




ロール「!!」




被っていた帽子が吹っ飛んでしまった。
いつもは紐が付いていて吹き飛ぶ事は早々ないが今は紐は生憎切れていて未だに修繕していなかったのだ。



ロール「待てっ!」




ロールは追いかけようと、ジャンプをし帽子を何とかキャッチした………………が、



ロール「……ん‥?」




下をゆっくり見ると、そこは青い青い海が広がっておりました。

ですので‥、



ーーバッシャーン!!



『!!!!?』




急に何かが落ちた音と、飛び跳ねた水しぶきにより甲板にいた人たちは何事かと思いながら海を見たり、音がした近くの船首へ向かって行ったり。

そしてその船首に向かって行った人たちとは…、



ラクヨウ「なんだなんだ!!?」


サッチ「!!、ロール!!?」


ラクヨウ「まさか今落ちたのって‥!!」


サッチ「!!、ロールゥウウ!!!」





サッチはロールを助けに海へと飛び込んだ。
ラクヨウは2人を引き上げるようみんなに指示を出していました。









ロールは無事に引き上げられており、今はへばっていた……。



ラクヨウ「ハァ‥、」


サッチ「ったく、心臓が止まりかけたぞ…、」


ロール「んん〜…帽子は〜?」


サッチ「帽子?」


ラクヨウ「ん?ああ、こいつか、」




ラクヨウは傍にあった帽子をロールに渡した




ロール「良かった…、」


サッチ「そんなに大事な帽子なのか?」


ロール「だって貰いもんは大事にしなきゃだろ?」


サッチ「貰いもん‥?」


ラクヨウ「誰に貰ったんだよ?」


ロール「ん?んっとな………」
















ー3年前ー


シャンクスが海に出て数十日……代わりに帰って来なくていい奴が帰って来てしまった‥。

‥で、今そいつに会わねぇようにルフィとマキノの酒場のカウンターに隠れている。


すると‥、




ガープ「ロール!!ルフィ!!!」


マキノ「ガープさん、」


ガープ「おお、マキノ。わしの孫たち見なかったか?」


マキノ「え、ええ‥見て「ロ、ロール‥苦しい、ぞ」」


ロール「バカッ声出すな!」



ロールは知らず知らずルフィを抱きしめる力を強くしてしまい、ルフィは苦しくなり思わず声を出してしまった。

だがロールの声の方が大きいであろう‥。


その声の主がすぐに分かったガープはカウンターを覗いた。




ガープ「そこかァ!!」


『ギャァアア!!!』


ガープ「待たんかァア!!」




ダダダダーー、




見つかってしまった2人
逃げ走ったが、約10分後にガープに捕まってしまいました。
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