妖狐の灯

□11、服
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サッチ「おいロール、メシ食い終わったならとっとと行くぞ、」


ロール「え?あ、うん」



メシを食べ終わった4人。メシ屋を出て4人はぶらりと街を回っていた。




マルコ「‥と、そうだよい」


『?』


マルコ「服屋行くよい、」


サッチ「へ?」


ロール「服屋?」


ラクヨウ「服屋なんか行ってどうすんだ?」


サッチ「いやいや、服屋なんだから服見に行く以外何があんだよ?」


ラクヨウ「いやァだってマルコが服屋に「あ?」何でもないです、」


マルコ「‥だいたい俺の服じゃねェよい、」


サッチ「え?じゃあ誰の服だ‥?」


マルコ「ロールに決まってんだろい?」


ロール「ほぇ?」


ラクヨウ「ああ、なるほど」


サッチ「そういやずっとまともな服なかったもんな‥、」




まともな服ではない、というのはロールが元から着ていた服以外、ロールにピッタリ合う服はあの船にはなかったという事‥。

ちなみに今日着ているのはレイスのお古。
みんなのお古を着て過ごしていたロールだが、やはり少しデカい。

上はともかくズボンは長ズボンの場合、引きずってしまい1日1回はどこかで転けている姿が見られていた‥。

まァだったら最初から長ズボンなど履かなきゃいい話しなのだが‥。


1日1回、転けている姿を面白がる野郎が1人いた為 長ズボン以外、渡される時いつの間にかすり替わっていたというイジメ。



その犯人は勿論‥、








ラクヨウ「へっくしっ!」


サッチ「どうしたいきなり‥?」


ラクヨウ「ズズ‥誰か噂でもしてんのか?」


サッチ「誰かって誰だよ……、」



 
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