妖狐の灯

□10、過去
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ーーこれはロールが海軍に入って間もない頃‥



ガープ「こらァロールゥウウ!!」


ロール「べー!」



ダダダダーー、



海軍本部の廊下を駆け回る爺孫。
2人の追いかけっこは30分以上にもなる

そのため色んな人たちから見られていたりする‥



青雉「またやってるよ、」


?「今度はあのガキは何をしたんじゃ?」


?「どうやら食料庫を荒らしたみたいだよ〜」


青雉「あらら、」




青雉の隣にいる2人。
この2人は青雉と同じく大将の異名を持つ者‥赤犬と黄猿だ。




ガープ「ロール!いい加減にせんかーっ!!」


ロール「だったらおれをフーシャ村に戻せ!」


ガープ「何を言っとる、貴様はここで海兵になるんじゃ!」


ロール「勝手に決めんなーっ!!」




ダダダダーー、



茶蛇「………、」









センゴク「ーーお前が?」


茶蛇「文句でもあるのか?」


センゴク「子供は嫌いじゃなかったか?」


茶蛇「兵士として育てるのにガキもクソもあるかよ、」


センゴク「……………まぁいい‥。だが甘くみるなよ……あいつはそこらの子供と違うのだからな、」


茶蛇「………、」











ーロールの部屋ー



ロール「ハァーァ‥、」


ーールフィ達どうしてっかなぁ‥。
まぁ前に一度帰った時は元気でやってたが……やっぱおれも村でも山でもいいから住みてぇなぁ‥




ロールはもう一度ため息をつき、ゴロゴロとベッドに寝ころんでいた。


すると‥奴が来たーー、




ガチャ‥、




ロール「!」


茶蛇「………、」


ロール「‥おっさん誰?」


茶蛇「口の聞き方を弁(わきま)えろ、」


ロール「余計なお世話だね、」




ロールは寝ころがるのを止め、ただただ茶蛇を睨みつけていた‥。




茶蛇「一から鍛え直す必要があるな、」


ロール「は?」


茶蛇「来い、貴様がどれだけちっぽけか分からせてやる」


ロール「舐めんじゃねェぞゴラァ?」






ロールは茶蛇のもとについて行き、海軍本部の練習場へと向かって行った‥。
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