妖狐の灯
□10、過去
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ーーこれはロールが海軍に入って間もない頃‥
ガープ「こらァロールゥウウ!!」
ロール「べー!」
ダダダダーー、
海軍本部の廊下を駆け回る爺孫。
2人の追いかけっこは30分以上にもなる
そのため色んな人たちから見られていたりする‥
青雉「またやってるよ、」
?「今度はあのガキは何をしたんじゃ?」
?「どうやら食料庫を荒らしたみたいだよ〜」
青雉「あらら、」
青雉の隣にいる2人。
この2人は青雉と同じく大将の異名を持つ者‥赤犬と黄猿だ。
ガープ「ロール!いい加減にせんかーっ!!」
ロール「だったらおれをフーシャ村に戻せ!」
ガープ「何を言っとる、貴様はここで海兵になるんじゃ!」
ロール「勝手に決めんなーっ!!」
ダダダダーー、
茶蛇「………、」
*
*
センゴク「ーーお前が?」
茶蛇「文句でもあるのか?」
センゴク「子供は嫌いじゃなかったか?」
茶蛇「兵士として育てるのにガキもクソもあるかよ、」
センゴク「……………まぁいい‥。だが甘くみるなよ……あいつはそこらの子供と違うのだからな、」
茶蛇「………、」
*
*
ーロールの部屋ー
ロール「ハァーァ‥、」
ーールフィ達どうしてっかなぁ‥。
まぁ前に一度帰った時は元気でやってたが……やっぱおれも村でも山でもいいから住みてぇなぁ‥
ロールはもう一度ため息をつき、ゴロゴロとベッドに寝ころんでいた。
すると‥奴が来たーー、
ガチャ‥、
ロール「!」
茶蛇「………、」
ロール「‥おっさん誰?」
茶蛇「口の聞き方を弁(わきま)えろ、」
ロール「余計なお世話だね、」
ロールは寝ころがるのを止め、ただただ茶蛇を睨みつけていた‥。
茶蛇「一から鍛え直す必要があるな、」
ロール「は?」
茶蛇「来い、貴様がどれだけちっぽけか分からせてやる」
ロール「舐めんじゃねェぞゴラァ?」
ロールは茶蛇のもとについて行き、海軍本部の練習場へと向かって行った‥。